ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257936hit]
■ 地球温暖化と自然災害
ロイター通信によると、ミャンマー国営テレビは6日、同国を直撃した大型サイクロンで、1万5000人以上が死亡したと伝えた。深刻な被害を受けた南西部エヤワディ管区の町ボガレイだけで約1万人が死亡したとしている。またタイのノパドン外相はタイ駐在のミャンマー大使からの情報として、行方不明者は3万人に上ると述べた。
軍事政権は同日、新憲法案への賛否を問うため10日に予定していた国民投票を被害が大きかったヤンゴン、エヤワディ両管区の一部被災地で24日に延期すると国営ラジオで発表した。
交通や通信の寸断の影響で、軍政は被害の確認に手間取っており、犠牲者数はさらに増加するとみられる。同国史上最悪規模の災害となり、サイクロンの被災としてはバングラデシュで1991年に約14万人が死亡して以来、最多の犠牲者数となった。(共同)
------------------------------------------------------------------------------------------------------
ミャンマー:サイクロン、死者1万人 国連筋「数十万人、家失う」
毎日新聞 2008年5月6日
【バンコク藤田悟】2日夜から3日にかけてミャンマー中・南部を直撃した大型サイクロンで、軍事政権のニャンウィン外相は5日、1万人以上が死亡し3000人が行方不明との推計を明らかにした。中国の新華社通信は被災地発で、1万5000人以上が死亡したとの軍政筋の話を報じている。自然災害としてはミャンマー史上最悪の規模に拡大しそうだ。
5日の国営テレビによると、確認された犠牲者は3900人以上、行方不明者は2800人を超えた。被害は南西部のイラワジ川下流地域やアンダマン海の島に集中。最大都市ヤンゴンでも停電が続いているほか、大半の電話が通じないなど生活基盤に大きな影響が出ている。国連関係者によると数十万人が家を失った恐れがある。
イラワジ川下流域では多数の家屋や街路樹などが風速50メートルを超える暴風でなぎ倒され、通行や通信が困難になっている模様だ。軍事政権はヤンゴンなど5地域を激甚災害地域に指定し被災状況を調べている。しかし、島での被害はまだ十分に把握できておらず、被災者数はさらに膨らむ見通しだ。
国際赤十字や国連機関、各国外交団は被災者の救援や食糧支援などについて軍事政権と協議した。タイやインドは支援物資を搭載した航空機や艦船を派遣する。
日本の外務省によると、ミャンマーの在留邦人は日系企業や国際協力機構(JICA)の関係者ら約620人。5日夜現在、被害の報告はないという。
被害拡大の一方で軍事政権は5日、国営メディアを通じ、10日に控えた新憲法案の賛否を問う国民投票について、「国民が強く望んでいる」として予定通り実施する方針を発表した。ただ、被災地域での延期を示唆する当局筋の情報もある。
毎日新聞 2008年5月6日 東京朝刊
05月07日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る