ID:15636
つらつらきまま
by seri
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■「穴ぼこ。」と「分」

このところ毎週土曜日は古書店探索に費やしていたが、今日は「穴ぼこ。」を見に京橋へ。
 とはいっても、お昼の部と夜の部の間に空き時間があったので、東京駅地下街の古書店2店にも行って来たけど。

「穴ぼこ。」は3人芝居だったが、同じ役を通しでやるのではなかったため、お昼の部の時は(えーと、今喋ってるのはどの設定のとき?)とか、(この人が孫ということは、あの娘の子どもといとこ同士?いや、そもそもこの人のおじいちゃんと、娘の父は同一人物だったか?)と、頭の整理が追い付かず、お芝居を味わう余裕までには至らず、無念。
 小堀さんが自分でお勧めしていた見どころ部分も感じ取ることが出来なかった。
 客席もどこか固い感じだった。

 夜の部は、昼に比べると演者も客も割合リラックスしたような感じだった。
 まだ勘違いをしている部分は多々あるとは思うが、大まかな話の筋は昼の部でつかめたので、見ながら混乱したり困惑したりすることはお昼に比べると少なかった。
 ただ、ところどころ、登場人物のセリフや説明の流れに(え?そうなの?)とそのまま乗れず首を傾げるような場面展開もあったので、相関図やキーワードを整理した上で、もう一度見たいと思うお芝居だった。

空き時間の間、東京駅の八重洲古書館で「分(ぶ)」というあまり見かけたことが無い雑誌の落語特集号を見つけ、500円と手頃だったこともあり購入した。 
 2003年秋発行で、取り上げられている噺家は、昇太師、談春師、たい平師、志の輔師、志らく師、喬太郎師、花緑師。
 全員、今も第一線。
 誰も消えたり埋もれたりしていないところが嬉しい。
 写真も橘蓮二氏なので、気迫と美しさがあふれていた。
 ここに鶴瓶さんがいたら、もっと素敵だった。
 時期的に落語回帰はしていた頃なのに。
 
 
08月01日(土)
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