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すうみん日記
by すうみん
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■『お店での・・・』ケーススタディーの解説編
2002年01月30日と31日の日記『お店での会話』シリーズ
は、実はナンバーホステス養成講座のテキスト
(ソンナモンナイッテ!)の ケーススタディーだったり
します(ウソ)。

ほんの少しの「マインド」と「ノウハウ」の違いが、
結果はご覧のとおり全然ちがいますよね。

「他の子指名の1人客に客につかされたかわいそうな
ヘルプちゃん」ですが、後者(31日)の方は、いいお客さん
に好かれたり、いいお客を紹介されたりして給料あがったり
、あるいは昼間のいい職場を紹介してもらえたりと、
長い目でみれば、いいことづくめの将来が待っているかも
しれません。

それでは、「種明かし」の解説をします。
(少し長いですが、昼間の商売にも応用できるハズです)

・前者のヘルプの子の場合
ヘル「前に2回くらいすうさんの席についたことあるよ」
すう「全然覚えてないや。何ちゃんだっけ?」
ヘル「△△です♪」
すう「ふ〜ん。」
ヘル「私のこと嫌ってるでしょ?」
すう「そんなことないよ・・・」

この子の場合、「前に2回くらい席についた」と言ってる
だけで、そのときの感想を述べていません。
うそでもいいから「楽しかった」とか付け加えたほうが
いいでしょう。

それから、いきなり「私のこと嫌ってるでしょ」と
ネガティブなことを言うと、言われた方は好きでも嫌いでも
なくても(あれ?嫌いかな・・・?)と思ったりするので
逆効果です。
相手には「うん(イエス)」と言わせるような質問
を続けたほうが、自分のペースに持っていけます。
わざわざ「そんなことない(ノー)」と否定させる
ことは得策ではありません。


ヘル「すぐに○○ちゃん(指名の子)戻ってくるから待ってて」
すう「戻ってこなくていいもん」

お客様の意識を、目の前の「あなた」ではなく、
指名の子にわざわざ向けさせてしまっています。
こんなことを言うと相手は「(早く戻ってこないかな?
戻ってきて欲しい)」と意識がそっちの方に行って
しまい、「あなた」に向き合おうとしなくなっちゃいます。
それに「待て」という「命令形」は避けた方がいいでしょう。


ヘル「うそばっかり。顔にうそって書いてあるよ」

こういうことを言うと、相手は「自分はうそつき」と
ののしられたと受け取ってしまいます。
たとえ、うそを言っているとしても、人間「うそつき」
呼ばわりされると、いい気持ちはしません。
そのうえ、ますます「戻ってきてほしい」という思いを
強くさせてしまいます。


すう「いや、もうすぐ帰るから・・」
ヘル「帰っちゃダメだって」

「ダメ」という「否定語」は極力使わないように
しましょう。相手は「自分はダメなんだ」という
烙印を押されたようでいい気持ちはしません。
人間は、常に他人から「肯定」されたい生き物
なのです。


すう「だったら、やらせて」
ヘル「え?何言ってんの?・・・○○ちゃん(指名の子)がいるでしょ!」

遂にでました「やらせて攻撃」(笑)。
水商売では避けられませんね、これは。
かわし方、ひっぱり方(笑)は、いろいろありますが
このケースのように、「他人に振る」のはよくないでしょう。
同様に「奥さん(恋人)に言えば?」というのも
機嫌を損ねます。
相手は「あなた」に申し込んだのにもかかわらず、
あなたに「無視された」との屈辱を感じてしまいます。


すう「だって○○ちゃんやらせてくれないもん」
ヘル「じゃあ私も・・」

相手の「挫折・失望感」を増幅させていますね(笑)。


すう「あ、そうなんだ。え〜と、名前なんだっけ?」
ヘル「△△!もう忘れたの?すうさん・・・
一杯ごちそうになっていいですか?」

「もう忘れたの」とか、相手を非難・批判あるいは
相手を「劣った人間」扱いするような発言は避けましょう。
(ここで相手の名前を呼んでるのは、まだ救いですが)
相手をおとしめておいて、ごちそうになろうって、

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02月01日(金)
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