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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■『のだめ』エランドール賞/『裁判狂時代』(阿曽山大噴火)/『シャアへの鎮魂歌』(池田秀一)
体調不良で、先週は予定していた映画や芝居をかなり見逃してしまっている。
今日からの三連休で、見損なっていた映画をハシゴして見て回ろうと思っていたのだが、今度はしげ。が「キツイ、出かけるのやだ」とゴネ出した。
こちらも油断をするとまた咳が治まらなくなるので、養生のために一日ゆっくりすることにした。
しかし、風呂に何度か入るが、左肩の凝りがいっこうに取れない。
ふと般若心境を唱えてみたら、幾分肩が軽くなった。なんか憑いてたのかよ(苦笑)。
> エランドール賞:「のだめ」主演コンビが新人賞 「デスノ」の松山ケンイチも
> 06年、映画やドラマで活躍したプロデューサーや俳優、作品を表彰する「エランドール賞」の授賞式が8日開かれ、新人賞にドラマ「のだめカンタービレ」の主演コンビの上野樹里さん(20)と玉木宏さん(27)や、映画「デスノート」に出演した松山ケンイチさん(21)らが選ばれ、「のだめ…」は特別賞を受賞するなどマンガ原作の映像作品がヒットした06年を反映する結果となった。
> 同賞は、日本映画テレビプロデューサー協会が会員のアンケートを元に、新人賞、作品賞、特別賞などが選ばれる。二ノ宮知子さん原作のマンガをドラマ化した「のだめカンタービレ」は、「クラシック音楽界を舞台にドラマを成功させ、世にクラシックブームを巻き起こした」として特別賞に選ばれた。ヒロインのだめをコミカルに演じた上野さんは「舞台に出たいのでダンスを練習しています」と語り、ピアノに続く新たな挑戦に意欲を見せた。指揮者を目指す千秋役の玉木さんのプレゼンターとして、千秋の師匠である名指揮者のシュトレーゼマン役の竹中直人さんが登場。ドラマ同様のコミカルな雰囲気で受賞を祝った。
> また、「週刊少年ジャンプ」で連載され、大人気となったマンガ(大場つぐみ作、小畑健画)を映画化し、前後編で計600万人以上を動員する大ヒットを記録した「デスノート」で、主人公・夜神月のライバル・天才捜査官Lを好演した松山さんは、Lを主人公にしたスピンオフ作品の製作も決定、今後は「社会問題を扱った作品に出てみたい」と語った。
> 新人賞ではほかに、蒼井優さん(21)や綾瀬はるかさん(21)、劇団ひとりさん(30)が選ばれ、特撮ヒーローシリーズ「ウルトラマン」や映画「帝都物語」などを手掛け、06年に亡くなった実相寺昭雄監督らに特別賞が贈られた。
「世にクラシックブームを巻き起こした」って、そうなんですか?(笑)
「ブーム」という言葉の胡散臭さにはかなり食傷しているので、せいぜい「あ、『のだめ』のCD」が出てる。買ってみよーっと」なんて言ってCDとやらにがちょっと売れた、程度のことだろうと解釈しておきたい。
にわかファンであろうとなんだろうと、クラシックに対する偏見がマンガやドラマを通じて薄れていくのならば決して悪いことではない、というご意見もあるだろうが、世の中、本気でオタク属性を持っている人間なんて、さほど多くはないのである。寂しさをかこっている昔からのクラシックファン諸兄、あまり期待はしないように(苦笑)。
『のだめ』の受賞にイヤゴトを言いたいわけではない。
上野樹里は『出口のない海』や『笑う大天使』より、よっぽどいい仕事を『のだめ』でしていたと思う。実際にピアノも弾けて、かなり吹き替え無しで撮影にも臨んだというし、もしもコンサート中の着ぐるみの中にまで入っていたとしたら、これはもう脱帽ものだ(多分別人だろうけれど)。
コンサートシーンは千秋の余計な解説を除けば出色の出来だった(あの千秋のモノローグは音が聞こえないマンガだからこそ必要なので、映像の場合は不用どころか邪魔ですらある)。正直、竹中直人さえ出ていなければ、DVDボックスを買いたいほどだ(竹中直人本人を嫌いなわけではない)。
けれども、どうしてもドラマとしての欠点の多さに目が行ってしまい、「この程度のドラマで受賞? ほかにも出来のいいドラマはいくらでもあっただろう、『アンフェア』は、『時効警察』は、『のだめ』より劣るのか?」と、どうしても不自然さを感じてしまうのである。
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02月10日(土)
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