ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491654hit]
■実体のある祝日ってあまりないけれど/映画『デスノート the Last name』
成人の日って廃止した方がいいんじゃないかと内心、本気で思ってるんだけれども、別に成人式ではしゃぎすぎてタイホされる馬鹿が続出してるからじゃないのね。
「成人」ってのは「通過儀礼」なんだから、ただ休日にすりゃそれでいいってもんじゃないのよ、文化的には。
敵の部族の首取ってこい、なんてことは言えないにしても、パンジーさせるくらいのことしなけりゃ意味ないんじゃないのか。
日本の「初冠」だって「裳着」だってさ、しっかり性的な意味があるわけだしさ(笑)。
またまた、例の短大生遺体切断事件の続報について。
妹がなんかAVに出ていたとか何とか、ネットでは騒がれているようだが、大手の新聞には一切記載がない。
ニュースソースをいちいち調べるのも面倒なので、事実かどうか確認はしてないが、妹の写真を見るとまあ、それらしくはある。こういうのにそそられる男ってのもいるんだろうね。
このあたりのニュースを根拠に、相変わらず被害者の妹を悪し様にののしってる連中もいるようだが、兄のイカレた心理に自分も同調してることに気が付いてないのだねえ。
つまり、妹を非難する人間たちは、無意識のうちに「こういう妹を自分も犯して切断したい」という願望を抱いているのである。はっきり「犯罪者予備軍」と言ったっていいのだが、そういう連中がかなりの数いるみたいなんだよねえ。何かすぐ側にもいるみたいなんで、正直、気色悪い。
魑魅魍魎の百鬼夜行だね。
事件の報道当初は、妹は兄とヤッてたのかヤッてなかったのかよくわかんないから、それによって兄の心理の分析は変わるなあと思ってたんだけれども、どうも「先を越された嫉妬」みたいな感じになってきて、ますます卑俗化してきた。
ただの情痴事件じゃん、という当初の私の予想がますます裏付けられているわけだけれども、妙な「意味」を付与したがるエセ識者もやたら出てくるんだろうなあ。
それも鬱陶しいことだけど、そういう時代なんだから仕方がない。
映画『デスノート the Last name』。
以前見てるんだけど、知り合いが「まだ見てない」と言うので、付き合いで見る。
キネ旬とかで、「ノートに書くだけで人を殺せるという安易さがいやだ」とか書いてた評論家がいたけれども、原作はそういう安易な殺人者を糾弾してるマンガだからなあ(笑)。
そんなことよりも、私は原作のライトが人が言うほどには天才的なキャラクターだとは思えないので、後半、かなりサスペンス色が薄められたと残念に思っているのである。
キラを「ただの殺人鬼」と糾弾するのは簡単である。実際にキラは罪のない者だって殺しているから。キラの論理に従えば、「犯罪のない新世界」を作るために真っ先に殺さなければならないのはキラ自身、ということになる。
その矛盾が原作マンガでは結局、解消されなかったからね。ライトが後半、どんどん馬鹿になっていったから。
私としては、ラストのどんでん返しも含めて、Lを好演した松山ケンイチに注目するとかなり好意的にこの映画を見ているのだけれど、ライトの馬鹿さ加減が映画でも解消されなかったことと、リュークやレムのCGがあまりにCGCGしていることとがあって、どうしても「よかったよ」とは言いにくいのである。
ミサミサも戸田恵里香はイメージに近かったかな。女の子を撮らせると、一見うまいようで実はへたくそな金子修介監督にしては、今回はなかなか上出来な演出をしていたと思う。
西村冴子の上原さくらや、片瀬那奈の高田清美も華があってよし。って、ホントに私ゃ女の子中心で映画見てるなあ(苦笑)。
01月08日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る