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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■2006年私的映画ベストテン1
大晦日だが、我々夫婦にとっては、17回目の結婚記念日である。
まだ離婚してないが、熟年離婚ってのもあるからなかなか油断がならないのだな(笑)。
記念日だからと言って、何か大げさなことをするわけではない。
本当はスペースワールドに行って引田天功のマジックショーを見ようかとか、USJに泊まり込みで行こうかとか、計画はあったのだが、しげ。が全部「金がかかる」と蹴りやがった。
引田天功は父も行きたがっていたので、ヨメのワガママに家族が押し切られた形である。
父もいつ倒れるか分からない状態だし、しげ。の主張も一理も二理もあるのだが、想い出は作ってやりたいんだが、興奮してショーを見ながら倒れられてもまたそれはそれで困るのだ。
こういう判断は難しい。
結局、父は初日の出を拝みに熊本へ、我々は志免炭鉱竪坑櫓のライトアップを見に、別行動を取ることになった。
志免に向かう途中、ネットの知り合いの女性の店に寄る。
某地域SNSの常連さんなのだが、個性的なところがある人なので、人気もあるが反発も多い。
地域SNSは顔見知りになる率も高く、参加人数も5000人弱と少ないので、仲良くなればかなり親密に交際できるが、いったん仲違いすると、とらぶるがあちこちに波及する。
それやこれやで、彼女の周辺でも、「派閥」が生まれてしまっていて、彼女を追い出すの追い出さないの、いったん退会したアンチ派が仲間を引き連れてきて再入会、アンチ行動を繰り返すなど、フクザツな状況になっているのだ。
バカじゃね?
と誰もが思うだろう、というのが「私の常識」であるが、「ネットの常識」はそうではない模様である。
いや、これはもうネットのせいとか、そういうことではなくなっているのだろう。ともかく自我肥大を起こしている人間が増えていて、「自分と違う意見の人間は全て敵対者」としか認識できなくなっているのである。
ワークショップで、「悪口言い合えるのが幸せ」と森田さんが言われていたことがよく分かる。
それなりに親しく無遠慮なことでも結構言ってしまえる友人・知人がいないわけではないが、本気で遠慮なくモノが言える相手なんて、もう私にはしげ。しか残っていないのだ。オヤジも本気でモノ言ったら泣くし。
今にして思うが、私がしげ。のことを「バカ」とか「知恵遅れ」とか「寄生虫」とか「ゴクツブシ」とか「フランケン」とか「西田敏行」とか散々悪口を書き散らし、何度も家を追い出していたことに対して、「そんなこと言うなんてひどい」と噛みついてきた人々は、本気で人と関わりあったことがない不幸な人たちだったのだと思う。
その人たちには、私もまたしげ。からひどい目に会っているのだという想像が全く働かなかったのだろう。
別に私ら夫婦が幸せかどうかは分からないが、少なくともその人たちよりはマシなのだろうとは思える。
そんなわけで、私は親しくなれば親しくなるほど、相手に対する口が悪くなる傾向がありますが、一応、念のために言っておけば、私が「馬鹿」と呼ぶのは本人の「行動」に限定されるものだけで、例えば相手の容姿(チビとかデブとかハゲとかブスとか)について悪口を言うことは殆どありません。
「誰かに似てる」という言い方をすることはありますが、これはあえて言ってます。誰かに似てることを気にする人間の方が、その誰かの容姿に対して差別的な見方をしているということですから、その人の心の程度が知れるのです。
何が「私はオンリーワンよ、誰にも似てないわ」だ。それって、ただの傲慢なのにね。
ちなみにしげ。は落第(笑)。
あのSNSも、最初はよかったのにねえ、と愚痴をこぼしながら、年越しそばを注文して食べる。
手打ちそばで実に美味かったが、しげ。はその女性が高校生の子供もいるのに、大晦日に家に帰れないというのはよくないんじゃないかとお節介な心配をしているのであった。
宇美八幡を冷やかして、竪坑櫓へ。
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12月31日(日)
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