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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■負けないこと・投げ出さないこと・逃げ出さないこと・信じ抜くこと/映画『機動戦士ΖガンダムU A New Translation 恋人たち』
休日出勤したので、今日は仕事は休み。これ幸いと映画に行くことにする。初日 に三日遅れて、シネ・リーブル博多駅で、映画『機動戦士ΖガンダムU A New Translation 恋人たち』(ZGU―Lovers―)。
多分、昨日一昨日はお客さんもいっぱいだったんだろうけれど、朝一番の回は七、八人。見た感じ、大学生かなんかのオタクだろう。ゆったり見られてこれは助かった。
いつもなら、ここで長々と感想を書きたいところだけれど、実は書いた文章、ふと思い立って『ガンダムエース』の感想文募集に送っちゃったんだよね。賞金10万円にちょっと釣られた(笑)。
全国で五人しか入賞しないから、それはまずありえないんだけれども、一応、「未発表原稿に限る」という規定なので、そのままここに載せるわけにはいかないのである。落選が決まったらあらためてアップしようと思うので、一応、簡単な要旨だけを記しておく。
・本作の再編集は前作以上に「コラージュ」的である。
・カミーユとフォウの恋愛は全体の「露払い」でしかない。
・旧作画は、フォウの場合もサラの場合も、カミーユとの関係が最も密着した時に使われている。新作画に挟まれているために、どちらの場合もテレビとは違って、より濃密な情感が付け加えられている。
・サラは池内千鶴が声をアテているために萌えキャラになっている(笑)。
・真打ちの恋愛はたったヒトコトしか発しなかったハマーン様。愛は相手を支配することである。彼女の登場で、それまでの恋愛群蔵劇が全て吹っ飛んだ。
・ラストシーンは第一作のネガ。アーガマはシャアやカミーユたちを乗せた「棺桶」である。
本文はこれの100倍以上書いてるんだけど、まあ、あと二、三ヶ月はお待ちください(笑)。
予定では、今日はさらに天神に回って、もう一本映画を見て、父の見舞いをして荷物をいくつか持って帰って郵便局にも寄ってブック・オフにも行く予定だったんだけど、しげが「気分が悪い」と言って愚図ったので全部中止。
帰宅してしばらくしたら、父から「何で今日、来んやったとや」と電話がある。「しげの具合が悪くて」と答えたら、「だったら明日はもう迎えに来んでもいいぞ」と拗ねられる。
しげに「見ろ、お前がわがままばっかり言うけん、親父が拗ねたやないか」と怒る。まあ、これくらいのことで拗ねる親父も親父なんだが、いつものごとく、前日にきちんと寝てなくて体調崩したしげもまた考えなしなのである。
「こないだ叱ったばかりなのになんで同じ失敗を繰り返すとや」
「ごめんなさい」
「謝ってももう遅いやないか。これからどうすればいいか、考えきらんか?」
「分からん。どうしたらいいか頭がパニックになって考えきらん」
「だったら外行って、頭冷やしてこい!」
しげを叱って、いったん外に追い出す。しばらくして、携帯に「ちゃんと考えて行動するようにするから」とか細い声で電話がかかってくる。なんだかまだアテになりそうにはなかったが、とりあえず部屋の中に入れて、「何も考えきらんて言うけど、『明日ちゃんと迎えに行きますから』って親父に連絡入れればすむことやないか」と言うと、「どうしてそんな簡単なことが思いつかないのか自分でも分からない」と言う。
思いつかないのも当たり前だ。しげには「相手の立場を考えて行動する」経験が殆どないからだ。すぐに謝って、失敗をどんな形でやり直せばいいか、考えればいい。私はいつもそう言っている。しかし、考えるためにはその基盤となる「経験」がなければならないのだが、それがしげには決定的に欠けているのだ。
分かりやすく言えば、「どうすれば人の心を思いやれるのか」が分からない。そして「分からない」と思った時点で考えることを放棄するから、「分からないものは分からないまま」で放置されてしまう。
しかし誰だって、他人の心がお見通しってことはあり得ないので、だから「自分の内面に照らし合わせて、相手はこのように考えているのではないか」、と類推しているだけだ。その過程を、いつまで経ってもしげが辿ろうとしないのが私にはどうにも理解不能なのである。
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10月31日(月)
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