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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■がんばれサイバラさん/『8MAN infinity(エイトマン・インフィニティ)』number.1,2(七月鏡一・鷹氏隆之)
 今日も晩飯は「東那珂食堂」で。
 私はすき焼き、唐揚げ、豆腐に野菜天。しげはまたサバの味噌煮を取ってきて、身が毟れずに私に余りを寄越す。余りと言っても半分も身が取れていないので、残飯処理じゃなくて半分分けにしたようなものだ。
 私が骨ごと全部食べるのを見て、しげは「喉に刺さらんと?」とコワゴワ聞いてくる。
 「刺さらないように食うんだよ」
 「刺さるよ絶対」
 「細かく噛み潰せばいいの」
 「噛み潰せんよ。歯と歯の間にハサカルよ」
 「お前は赤ちゃんか。噛み方も分からんか」
 「だって子供のころは、身を全部取ってもらってたから」
 ……箸の使い方はやっぱり子供にはきちんと教えとくべきだよなあ。

 帰宅して水曜のお楽しみ『愛のエプロン』。
 今日はメニューがスパゲティーミートソースにマカロニグラタンとごく普通だったので、概ねみなさん「食べられるもの」を作る。
 いつも思うことだが、青木さやかが「意外に(失礼)」料理が美味いのは、結構「売り」だと思うのである。わざと「ヨゴレ」を演じてるけど、うまく使えばこの人もいい女優になれると思う。
 瀬川瑛子に西村知美は順当に及第点、安めぐみと松原のぶえがどうしてスパゲティで失敗するかなってくらいに激マズであったようだが、松原のぶえ、貶されてマジ泣きするのはどうかと思うな。「小麦粉と片栗粉を間違える」という、しげ並の失敗をやらかしているのである。主婦やってたことがあるとは信じられんよ。
 逆に安めぐみのように、「スパゲティを湯がかずに出す」(当然ナマである)くらい天然だと、かえって諦めがつくかもしれない。もちろん私はしげの料理はとうの昔に諦めているのである。 


 さてまあ、前々からウワサだけはされていた『テニスの王子様』が実写映画化である。
 連載マンガやアニメは最初の何話か見ただけで飽きちゃったので、映画館まで足を運ぶかどうかは分からないのだけれども、テニスシーンとかは『ピンポン』みたいにCGで表現するんだろうなあ。ストーリーはともかく、そこんところはどんな出来にるものか、見てみたい。テレビの『エースをねらえ!』みたいに、昔ながらのカット割りでの誤魔化しで見せるだけだったら、わざわざ映画にする必要はないんである。監督が誰になるのか知らないのだけれども、その点をちゃんと「分かってる」人にやってもらいたいものだ。
 ただ、不安材料はほかにいっぱいあって、『テニプリ』の場合はテニスシーンよりも、逆に日常のシーンの方が実写化は難しいんじゃないかという気もしてしまう。ともかくフツーの人間が日常で使うセリフなんて、一切出てこないもんな。ハッタリかましたセリフを生身の人間がそれらしく演じるためには、もう全編「ギャグ」になってしまうくらいの勢いが必要になるんだが、そういう仕立てにしちゃうと今度は『テニプリ』ファンが怒って一斉蜂起しちゃうだろうし。
 どっちかっつーと、映画の出来よりも、その周辺のファンの狂いっぷりを見てた方が面白いかもね。でも腐女子が騒げば騒ぐほど、一般観客の足が遠のくことは『鋼の錬金術師』の興行収入の落ち込み具合でも立証されていることだ。『テニプリ』ファンのみなさん、あまりキャストがどうの監督がどうので熱くなり過ぎないようにしようね。
まあ、一昔前ならば「お笑い」にしかならなかったスポーツマンガの実写化が一応の成功を見せるようになってきたことは、映画の可能性が広がったという意味で喜ばしいことかなとは思う。案外、CGの一番のご利益ってそれかな、とか思ったりもする。

 しかし、去年もいろいろあったけど、今、マンガやアニメの実写化で公開を控えてるのってどれだけあるんだ?
 『魁!クロマティ高校』(福岡じゃまだなのよ)に『NANA』や『頭文字D』はもうじきだし、あとは『三丁目の夕日』や『ハチミツとクローバー』と続く。『ミラーマン』もどうやらデザイン的にはマンガ版の方をベースにするみたいだから、一応、中に含むか。
 こういうラインナップを見ていると、同じマンガと言っても客層が見事にバラバラであることがよく分かる。これを全部見に行ってたら、逆に「どういう趣味?」とか言われそうだ。

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08月31日(水)
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