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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■これが多分最後の高峰秀子インタビュー/『COMIC新現実』vol.6(大塚英志プロデュース)
 綾辻行人原作・佐々木倫子作画『月館の殺人』にすっかりハマッてしまったしげ、第2部が掲載されている『月刊IKKI』10月号を買いたいと言うので、博多駅の「GAMERS」で待ち合わせ。
 マンガ雑誌は買い始めたらキリがないので、できるだけ買わないようにしている。週刊誌なんか、すぐに山と溜まっちゃうし。それでもちょっと珍しい雑誌が創刊されるとつい手に取って衝動買いしてしまうのだが、これがもう実に簡単に潰れるのだね。文字通りの「三号雑誌」。ここ何年かでも、『スパロボ大戦コミック』とか『ドラゴンHG』とか『トラマガ』とか『伝説マガジン』とか『手塚治虫マガジン』とか、タイトル聞いただけで(笑)が出るよねえ。もちろん、最初から続きそうにないと覚悟して買ってはいるんだけれど、本当に続かないのはやっぱり悲しい。連載が尻切れトンボのまま、どこかに行っちゃうのは特にね。伊藤伸平『楽勝!ハイパードール』、もう私が生きているうちに続きは読めないかもしれない(涙)。
 『IKKI』も連載のラインナップを見るとすごく厳しそうなのである。『月館』が看板で、それに吉崎せいむ『金魚屋古書店』や鬼頭莫宏『ぼくらの』あたりが二番手というのはそりゃあもうオタクしか読まねえよというラインナップだ。私もしげも大好きなマンガなんだが、一般受けはしないやなあ。せめて、『月館』が完結するまでは続いてほしいものなんだけれど、ギリギリって感じかなあ。

 で、その『月館の殺人』の第7回なのだけれど、上巻で謎だった部分がかなり解明されてはいるが、やっぱり佐々木さんの絵柄だとまだまだ裏があるように思えて、なかなか納得ができないのである。
 何が凄いって、殺人事件が起きたにもかかわらず鉄道アイテムに狂喜するテッちゃん連中が少しもエゴイストに見えないのだ。ヒロインの空海が避難しても、その非難の方がおとぼけに見えてしまうのである。
 いや、そもそも起きている殺人事件自体かウソっぽくて仕方がない。今回、またまた殺人事件が起きるのだが、多分、読者の大半が「こいつら、絶対死んでないよな」と思っているのではなかろうか。だから逆に、「本当に被害者が死んでいた(ヘンな日本語だが仕方がない)」という結末になったとしたら、そちらの方が凄い逆転どんでん返しの意外なトリックになるかもしれない。
 でもそんなミステリー的な面白さなんかどうでもいい気分にさせてしまうのが、佐々木マンガの真骨頂なので、今回も「どのへんに龍を感じたんだろう」とかの描き文字セリフに笑っていればいいと思うのである。


 近所に「東那珂食堂」という店が新しくオープンしていたので、夕食はそこで。 例の馬鹿高値な開店寿司屋の「大河ずし」のチェーン店なのだが、こちらはおかずを安く提供するセルフサービスの店。
 ご飯、とろろ、豚肉の卵とじ、サーモンの刺身、イカ天、コロッケ、これだけ取ってきてちょうど千円。まあ、良心的な値段である。
 しげは、できたての玉子焼きに、やっぱりサーモンの刺身、サバの味噌煮を取ってきたが、身をうまく毟れずに、殆ど半分以上を残してしまっていた。「あとあげる」と言うので遠慮なく貰う。本当は私に毟って食べさせてもらいたかったのかもしれないが、そういうコスイ策略には乗ってやらないのである。 
 以前、3号バイパス沿いに「めしや」という店があったのだが、ここはそこと同じセルフサービスでおかずを選べる方式だった。客は好きなだけおかずが取れるから便利なように見えるが、人気のないメニューはかなり残飯になってしまう。コストの面ではちょっと厳しいのがシロウト目にも分かり、案の定、「めしや」も数年で潰れた。こういう形式は私は好きなので、潰れないでほしいんだけどねえ。


 帰宅して、『ブラック・ジャック』『名探偵コナン』の流れで『キスイヤ!』まで見ていたら、しげが突然「マクドナルド行きたい!」と叫んだ。
 もう晩飯は食っているので、またハンバーガーを押し込むのは食いすぎではあるのだが、こういう「いきなり」はいつものしげの情緒不安定である。食わなきゃ心が落ち着かないのである。

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08月29日(月)
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