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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■幻想の絆/DVD『盲獣VS一寸法師』
休み明けで、久々の出勤。
雑用が溜まってはいるが、まだまだ慌てることはない。ちびちびと片付けて行く。
休みボケがありはしないかと、自分でも心配していたがそれほどでもない。それより、長いこと一緒にいたので、しげがまた私が出勤するとなると「さびしんぼう」に成り果てている。
これが一番困るので止めてほしいのだが、そうするとしげはクスリをまた多飲してしまうのである。まあ、確かにそうやって昼間眠ってれば寂しくもなかろうが、するとまた家事をしなくなるのだ。しげがマトモに日常生活を営める手段はないものだろうか。
URLを変えたせいで、長いことホームページのコンテンツが「NOT FOUND」状態だったのだが、しげが懸命に頑張ってくれて、一部が復旧。
と言っても、マークが元に戻ったのと、「こんなにひどいよ名探偵コナン」の第一回が読めるようになっただけですが。
けれど私が何度操作しても全然復旧できなかったので、しげの奮闘には(私が寝ている間中、ずっとやってたらしい)もう頭が下がって地べたにこすりつけて穴掘って入りたいくらいである。
まあ、それまでに書いた分だけでも膨大な量があるので、完全復帰までには相当時間がかかりそうだけれど、みなさんしげを応援してやってくださいませ。
え? お前は何もしないのかって? だから私が何をやっても言うこと聞いてくれないのですよ、このパソくんは。きっとこいつの前世はスケベな爺さんに違いない。
それにしても四苦八苦しながらもパソコンを復旧させるようなことはできるのに、どうしてしげは「炊事洗濯まるでダメ」なんだろう。よっぽどこっちの方が単純作業のように思えるのだが。
先日、旅行に行ったときの父との会話。
例のゴミだらけのキャンプ場を見ての父の慨嘆であるが、私のココロの声付きで再現する。
「日本人のマナーはどんどん悪くなりような」
「そうだね(昔から悪いよ)」
「事件がいろいろ起きるのもしょんなか(=仕方がない)な」
「そうだね(論理が短絡的だよ)」
「親子の愛情もどんどんなくなりよる」
「そうだね(うちの場合もないけどな)」
「パチンコして子供を車の中に放り出しといて熱中症で死なせる親とか、言語道断やな」
「そうだね(オレも子供のころ、あんたの暴力で死にかけたこと何度もあるけど)」
全く実にいい親子関係を築けているものだと自分でも感心する。
子供のころ、酔っ払った親父に殴る蹴るの暴力を振るわれてお袋が止めに入ったとか、しょっちゅうだったんだが、見事に忘れてやがるんだよな、この親父は。鉄製の盆で後頭部を殴られたこともあったぞ。今だったら児童虐待で逮捕されたっておかしかないと思うが、当時はこのくらいの暴力は「しつけ」の範囲内だったのである。しかし、この躾が本当に躾として機能していたかどうかは、前述の会話で明らかであろう。「仮面親子」だとつくづく思う。
「しつけ」の名目で妻の連れ子の小学4年生女子を殴る蹴るの暴力を振るった挙句、庭に掘った穴に埋め、全治2週間の怪我を負わせた埼玉県春日部市の会社員、三山英志容疑者が傷害容疑で逮捕された。女子の顔の痣に気付いた小学校の先生が児童相談所に連絡して虐待が確認されたという。
「首まで埋める」というのはまんま「犬神」であって、そういう土俗的な知識でもあったのか、この父親、と一瞬、思った。けれど、『戦場のメリークリスマス』でもデヴィッド・ボウイが土の中に埋められて殺されるシーンがあったし、旧日本軍では捕虜に対してわりとこういう刑罰は行われていたもののようである。もしかしたら、この「生き埋め」ってのは日本人の遺伝子の中にスタンダードな虐待手段として脈々と受け継がれているものなのかもしれない。地中に埋められているだけでも長時間に渡れば呼吸困難と脱水症状で死に至るのは当然で、このオヤジに殺意があった可能性は高い。
同時にこれも説教節などで延々と語られ続けてきた「継子苛め」の物語の系譜の果てにある事件なのである。
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08月18日(木)
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