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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■14万ヒット御礼/DVD『英国戀物語 エマ』1、2巻
 この日記も更新遅れを繰り返しながら、ついに14万ヒット。
 しょっちゅう休んでるのに、忘れもしないで覗きに来てくださる方がいらっしゃるのは自分でもフシギで仕方がないのですが、アクセス解析を見ると、しっかりブックマークして下さってたり、いつの間にかリンク張ってたりしてくださってる方もいて、いちいち挨拶はしていないけれども、心から感謝の念を抱いております。
 もちろん、常連さんでいらっしゃっても、毎度毎度これだけ好き勝手なことばかり書いてますから、お怒りの方もいらっしゃるでしょうし、ご批判したい方もたくさんいらっしゃると思います。時間と体力と気力が許す限り、誠実に対応させて頂きますので、いくらでもメールを下さって構いません。
 いや、実際に批判メールを頂いて、意見交換しているうちに、「やっとられんわ」と嫌われてそっぽ向かれちゃうこともよくあるのですが(苦笑)。たいていの人はそういうやり取りも面倒くさくて、「なんだこいつは?」と、覗きに来ることもやめるのが普通だと思います。それなのに、名も知らぬ常連さんがいつの間にか増えているのは、一応、私の駄文にもそれなりの道理があると思って頂けているということなのでしょうか(思い上がりかな)。
 なかなか信じて頂けませんが、私は私と意見が異なる人であっても、嫌いになるということがありません。つか「嫌いになる」という感情がよく分からないのです。言葉が通じなくて途方に暮れたり、トンチンカンなことを言われてムッとしたりすることはあります。けれど、それは相手を嫌いになったということではありません。
 よく日記に悲惨な犯罪事件のことを書いて、犯人のことを嗤ったり罵倒したりしてますが、こういう場合ですら私は犯人のことを憎んだり嫌ったりはしていないのです。たとえどんな極悪人の犯罪者であっても、「人間、一皮向けばみな同じホネ」ってのが持論で、仮に「死ねばいい、あんなやつ」とか言ったりしてたとしてもそれは言葉だけのことです。基本的に私の人間認識は「環境次第でどんな人間だって犯罪者になっちゃうもんだ」ってことなんですよ。まあ、「他人を嫌うことに何の意味があるか」と思ってるって言った方が正しいでしょうか。
 だもんで、仮に私が誰かから悪し様にののしられたとしても、ココロの中は愛でいっぱいですので、決して怒ったりはしません(笑)。
 つか、人から馬鹿にされて怒る人間は、もともと誰かを馬鹿にしたがってる傲慢な人間なんですけどね。怒っていいのは下らない映画を見せられたときだけで充分(笑)。 


 WOWOWで映画『映画女優』。
 劇場公開時に見たときにも、脚本は説明ばかりでセリフが皆無に等しいし、役者は森光子以外大根ばかりだし(特に吉永小百合と菅原文太が学芸会レベルである)、そのあまりの駄作ぶりに閉口してしまったものだが、久しぶりに見返してみるとやっぱりつまらなかった。つか、以前にもまして欠陥をいくらでも指摘することができる。これと『竹取物語』の二本しか市川崑作品を見たことがない人は、この監督はマイケル・ベイ以下の糞監督であると弾劾するに吝かではないだろう。……いや、この二本は市川さんがどうかしちゃった映画なんで、あまり責めないでほしい。あと『鶴』も。
 原作・脚本は『小説田中絹代』の新藤兼人なんだが、田中絹代の長い人生を松竹入社から『西鶴一代女』まで絞ったのは慧眼のように見えて実は中途半端である。これはもう、『西鶴一代女』のバックステージものとして、そこだけに物語を絞った方が散漫な印象を与えずにすんだはずである。もっともそれでも主演二人の大根ぶりは変わるわけでもなかろうから、結局はそこそこにつまんない映画にしかならなかったとは思うが。世のサユリストには悪いけど、田中絹代を吉永小百合に演じさせるってのがそもそもの間違いなんである。「映画はキャストで決まる」ってのは市川さんの持論じゃなかったのかなあ。

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08月10日(水)
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