ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491659hit]
■久しぶりにトンデモさんの話題/『スケバン刑事』12巻(和田慎二/完結)
『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを逝く者』についてこないだまで「『Zガンダム 星を継ぐ者』よりずっと面白いじゃないか!」と、私のことを人としてどうかってくらいに貶していた東京のグータロウ君であるが、詳細な批評を日記にアップしたら、急にトーンダウンして「よく考えれば、あれは要らない物語だよなぁ。」とか言い始めた。うーん、今ひとつ根性がないなあ(笑)。何度も書いてる通り、作品ってのは視点を変えればいくらでも評価が変わるものだから、別にグータロウ君の感想が間違ってるなんて思っちゃいないのに。
もちろん映画の感想書くたびにいちいち「あの、これは私の個人的な感想で、ほかの人はどう考えていても構いませんし、私の意見が絶対だとは思いませんよ」ということを前置きとして書いておくわけにもいかないから、省略しているけれども、当然私の見方だって自分で正しいと思って書いているわけではないのである。人間が、自分が正しいと思ってることしか言わないなんて考えてる人がいたら、その人は大甘ちゃんである(笑)。
今日は元から仕事休みの日なので、テレビを漫然と見ていたら、以前、『トンデモ本の世界』でも「日本政府打倒を目指す古代帝国軍総統」として取り上げられていた「小島露観(万師露観)」のニュースが飛び込んできた。今更どうして? それとも何か新しい進展でも? という相反する興味で見ていたのだが、格別急展開があったわけでもなさそうである。ワイドショーの類はヘンなときにヘンなものをひょいと放送するものだ。
報道の仕方はいかにも「第二のオウムになるのではないか」という不安をあおるような、政府転覆集団かセックス教団かって感じであるが、だったらもう十年以上前からニュースで取り上げてしかるべきじゃなかろうか。つか、未だにあの「ザイン」とかいう組織が何をどうしたいのか、実際に何かをしようとしているのかしていないのか、全然分からない。不安を感じる人も実際にいるとは思うが、小島露観の言動が支離滅裂なので、当局だって危険性があるのかないのか判断か付かず、どうにも取り締まりようがないというのが現状だろう。でも、コトバは過激でも基盤が貧弱でこれ以上は広がりようがない気もするし、ほっときゃいいような気もするんだけど。かえってテレビ放送しちゃうほうが宣伝になって信者を増やしてしまうというのは、それこそ「オウム」での教訓だったはずなのだが、懲りてねえよなマスコミ。
レポーターの「あなたは宗教家なんですか?」の質問に、小島露観、冗談なんぞ一切通じないという表情で「軍人です」と答える様子が映し出されていた。一応気分は「独裁者」らしい。アドルフ・ヒトラーよりはアデノイド・ヒンケルに近い気はするが。両脇にはべらせていた女性を「私の最高傑作です」と紹介するあたり、何だかどこかで見たことあるようなデジャブーを感じたのだが、多分、東宝映画『怪獣大戦争』のX星人統制官&波川女史とか、『マジンガーZ』のあしゅら男爵&ガミアorシュトロハイム&ドナウα1とか、そんなもんのイメージだろう。でも最高傑作と言ってるわりにはご面相がちょっとね。いや、それなりにではあるんだが、もうちょっと凝ってもよかったのではないかと思ったのよ(笑)。
果たしてこれから先、何らかの「続報」があるのかどうか、騒いだわりにはこのままフェードアウトしてくんじゃないかと思うのだが、昼間ヒマのある人はまあテレビウォッチングしてみてくださいな。
昨年、「これはいいぞ!」と誉めまくったシルヴァン・ショメ監督の長編アニメ『ベルヴィル・ランデブー』であるが、いよいよジブリCINEMAライブラリーから8月3日にDVDが発売される。広島アニフェスで見た時には果たしてこれが全国公開されるものか、DVD発売は夢のまた夢かと疑っていたのだが、これでテレビ放送の可能性も出てきたと思う。NHKのBS夏休み劇場とかWOWOWで深夜とか、ワクが限定されそうな気はするけれど。日本はアニメ後進国だから(日本のアニメが世界で一番とか傲慢にも思いこんでる連中が多いんだわ)、なかなか他国のアニメをきちんと評価できないし見ようともしないが、少しでも人口に膾炙していってくれると嬉しい。
[5]続きを読む
07月29日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る