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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■おお・それ・みよ!/映画『機動戦士Zガンダム A New Translation 星を継ぐ者』
アメリカの俳優エディ・アルバートが26日、肺炎のために死去。享年99。
って、えっ? エディ・アルバート、まだ生きてたの? と、そっちの方で驚いてしまった。つか、この人の訃報、私は昔、新聞で見た記憶があったんだけど、私ゃユメでも見てたんだろうか。確かに横顔の写真まで載ってたって記憶してたんだけどなあ。
映画ファンにはなんといっても『ローマの休日』での陽気なカメラマン、アーヴィング・ラドヴィッチ役が有名で、これでアカデミー助演男優賞にノミネートされたくらいなのだが、それまでは下積みが長く、1953年当時、既に45歳だったのである。映画を見てるとそんなに老けてるようにはまるで見えないんだけど、それが彼の演技力だったんだろうね。経歴を見ると、サーカスの空中ブランコ乗り(!)から始まって、舞台、ラジオで歌手・役者・声優として活躍した後、30歳でようやく映画デビューを果たしている。本名は「エドワード・アルバート・ハインバーガー」と言ったが、ラジオで名前を「エディー・ハンバーガー」と間違って紹介されたことがあって、ラストネームを省いちゃって芸名にしたのだそうな。
もともと演技に幅があるのは当然だったのだが、軽妙な役から重厚な役まで自由自在に演じられたものだから、かえって重宝がられすぎてどうでもいいような役まで引き受けすぎていた嫌いがあり、50の坂を越えたころから少しずつテレビ出演が多くなり、映画はとんとご無沙汰となってしまった。
それでも『刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション』では権威主義の塊のような老将軍、マーティン・ホリスターを堂々と演じてもいた。犯罪の具体的な物証に乏しいなど、ミステリーとしての本作の弱さを指摘する声は結構あるのだが、これはエディ・アルバート自身が第二次大戦中最も激烈な戦闘であったタラワの戦いに参加しており、負傷した味方の救出に尽力した功績がある事実を踏まえてのパロディ作品なのである。彼自身にとってもこの戦闘は思い出したくない過去だったらしく、本作放映当時(1971年)には完全な沈黙を守っていた。そういう経緯があったからこそ、「なぜ将軍は凶器を隠すことができなかったのか」という謎の解決に説得力が生まれていたのである。
遺作は日本のテレコムも作画で参加しているテレビアニメシリーズ『スパイダーマン』の悪役ヴァルチャーの声優。空飛ぶ科学者・ハゲタカスーツの爺さんである。ホントに何でもやってるんだなあ。65話中、7話に登場しているが、日本で放映されたのはそのうち2話のみ。最終出演作である“Six Forgotten Warriors Chapter 4: The Six Fight Again”の放映が待たれる。……って、エディ・アルバート目当てで首を長くしてる人が日本にどれだけいるかわかんないけど。
しげはエコ缶さんの芝居の打ち合わせであ朝からおでかけ。
昨日に引き続き私は歯医者に行って再び消毒。麻酔が切れると悼みがぶりかえすので、まだ抜糸はできない。
帰りに「バーミヤン」に寄って、台湾フェアの小海老と卵のビーフンを食する。辛くなくて油濃くもなく、適度に美味い。でも台湾フェアなら台湾ちまき〔肉粽 (バーツァン)〕があってほしいとこだけどね。
昼に待ち合わせて、映画を見に行くつもりだったのだが、しげはどういうわけか家までエコ缶スタッフのぞのっちさんを連れてきていた。てっきり一緒に映画を見るのかと思ったら、「車でぞのっちさんを家まで送ってあげようとしたら、道に迷ってウチまで着いた」とのこと。
「ぞのっちさんの家ってどこよ」
「M」
「ウチと方向全然逆やん!」
しげはこうしてしょっちゅうリングワンデルングに陥っているのである。……つか、ぞのっちさん送ったあと、帰りの博多駅までの「一本道」をなぜか脇道に入ってまた迷うしよう。
おかげで、シネ・リーブル博多駅で映画『機動戦士ZガンダムA New Translation星を継ぐ者』を見る……つもりだったのだが、到着したのが開始時間の10分前で、既に午後1時の回は満席であった。仕方なく次の3時の回のチケットを買うが、これも満席ギリギリ。客が来てくれるのは嬉しいが、座れないんじゃなあ。どうしてもっとでかい映画館でやってくれないのか。
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05月28日(土)
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