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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■「ひっ(ざ)びきー、呼ーび♪」/映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
 昨日が休日出勤だったので、今日からが連休。一応、ゴールデンウィーク最後の連休と言うことなのだろうが、こう飛び飛びに出勤してるんじゃ、あまり「大型」という感覚は生じない。三日休むと体がなまるが(今、寝床が狭いので、節々もやたら痛む)、一日出勤しただけでは元には戻らず、かえって調子を崩す気がする。連休はやはり二日程度で、出かけるのは一日、あとの一日は寝て暮らすくらいがちょうどいい。


 さて、今日の『仮面ライダー響鬼』は、十五之巻「鈍る雷」。
 コトバ的にはヘンなサブタイトルだが、これはストーリーをうまく象徴していてイイ。雷撃とともに変身する斬鬼。けれど彼の体はもう……
 今回は明日夢君(栩原楽人)もヒビキ師匠(細川茂樹)も出演シーンが少ない。冒頭で、明日夢君が盲腸手術の跡(毛はやっぱり剃ってるようである)を見ようとしたちょうどその瞬間に、ひとみ(森絵梨佳)から電話がかかってきて、びっくりしてパンツのゴムを傷口に思い切り当ててしまうというベタなギャグがあるくらい。いや、ベタでもかわいいからいいやな。お母さん(水木薫)がなんか勘違いしちゃう描写は、朝の番組なのにいいのかな(笑)。
 こっちが年取っちゃったせいもあるんだろうなあ、昔だったら明日夢みたいな優柔不断なキャラは見るだにハラ立ててたと思うんだが、どんなに情けなくても、「くじけるな! お前、ヒビキの跡を継ぐんだろ!」と応援したくなってしまう。まさしく「少年よ旅立つのなら 晴れた日に胸をはって Hit the beat! keep your beat! 心が震える場所 探して Hit the beat! keep your beat! 誰にも出来ないこと 見つけ出せ」ってな心境なのである(この「your」の部分は、「ユア」ではなく、思いっきり「ヨー」と発音するのがGood。「ひっ(ざ)びきー、呼ーび」と聞こえるように歌うのだね)。けど、この展開でもしも明日夢が跡を継がないようなことにでもなったら、詐欺みたいなもんだよな。
 今回のメインストーリーは、「斬鬼(松田賢二)→戸田山(川口真五)」の師弟相伝の話。ここで「鬼」がどのように次代に継承されていくのか、具体的に描写するエピソードを入れておくことで、「響鬼→明日夢」ラインの伏線としておく、という構成なのだろう。戸田山にはまだ音撃戦士としての名前が付いていないようだが、次回のサブタイトルを見ると、「轟鬼(トドロキ)」になるみたいだ。「頷鬼(ウナズキ)」じゃなくて良かった。
 引退を口にするザンキに対して、戸田山はいかにもイマドキの若者ふうに「ムリっスよお! ムリムリ!」と狼狽しているのが可笑しい。「いや、鬼になりたくないってわけじゃなくて……」と言い訳する様子が(弟子になってるんだから、当たり前である)、見ようによっては明日夢君より幼く見えるのである。日菜佳(神戸みゆき)はどうしてこんなのに惚れるかな(←嫉妬入り)。電話で戸田山相手に激ラブに猛アタックしてたのが、相手がザンキに変わった途端に「あ゛」と、一気にトーンダウンする小さなギャグがまたかわいい。……なんかオレ、『響鬼』の面白さを小出しのギャグで判定しているなあ(苦笑)。関係ないけど、「ヤマアラシ」って妖怪の名前じゃないだろう(しかし、ホントにあれだけデッカイ魔化魍が暴れてて、この世界の人間たちはその存在に気づいてないのだろうか?)。
 いや、ちゃんとアクションシーンとかも実によく「魅せ」てくれてると思いますよ。ラスト、童子と姫に包囲されつつも悠々と(ホントは余裕あるわけじゃないのに)変身する斬鬼と戸田山のカットなんか、その構図と言い、間と言い、シビれましたもの。響鬼がちょっとくらい情けなくても、ワキが固めてくれているぞ!
 斬鬼はギター振り回してまるでジミヘンみたいな戦いっぷりでしたが、戸田山はどんな戦い方を見せてくれるんでしょうか? そして、未だにバイクに乗れない(乗れるこた乗れるのだがヘタ)らしいヒビキの運命やいかに! ……このネタ、まさか最終回まで引っ張るつもりじゃないだろうな(笑)。


 「母の日」ということで、CS放送は「母の日映画」を放映しているところが多い。

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05月08日(日)
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