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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■昭和の日。/映画『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』
 えーっと、天皇誕生日……ってんじゃなくて、みどりの日? おクニのほうでは「昭和の日」って変えようって動きがあるようだけれど、その伝でこれからも「平成の日」とかどんどん休日を増やしてくれるつもりなのかね。「Yahoo」の投票でも「みどりの日のままでいいじゃん」という意見が圧倒的に多いようだけれども、こういうことをするから、日本は右傾化してるとか誤解を招くんである。右傾化してるように見えるけれども右傾化してないよというアプローチのつもりかもしれないが、やり方がヘタだ。なんか「なしくずしにやる」って形が多いようだけれども、根回し足りないんじゃないか。まあ私は昭和天皇の誕生日なんだから、昭和の日以外の名称をつけてる現在のほうが欺瞞だよなあとは思うけれども。ついでに「○○節」も復活させたらいかがかな?(笑)
  
 連休の始まりであるが、昨日一日走り回っていたおかげで、今日は体の節々が痛い。一日ほとんど寝てDVD見て本を読んですごす。

 DVD『80デイズ』。
 ジャッキー・チェンのDVDは出るたび買わなければならない宿命になっているので、映画としてはどうか、という批判も多い本作も購入。でも往年のデヴィッド・ニーヴン主演版『80日間世界一周』のような大作を期待するから批判も出るわけで、B級エンタテインメントとして割り切ってみれば、決してつまんなくはない。それにこれ、LIMBのタダ券で購入したから、お金は一銭もかけてないのよ。特典映像と吹き替え音声が付いているだけで満足である。
 未公開シーンの中には、映画冒頭でのジョン・クリーズの出演シーンもあり。これがなけりゃ、ラストでどうしてクリーズが再登場してくるのかが分からないので、このカットは腑に落ちないところである。
 吹き替えは声優陣と、ゲスト役者との演技の落差が激しく、こういう吹き替えがまかり通るのなら「客寄せパンダの役者起用は止めろ!」の声が高まっても仕方がないと思える。フォッグに扮し原田泰造がともかく聞いていられないくらい下手糞。今や封印されて幻となった『スター・ウォーズ』テレビ版初吹き替えに匹敵するくらいの棒読みである。ジャッキー・チェンの石丸博也さん、合わせるのが大変だったろうなあと涙もちょちょぎれる。
 逆に言えば、宮崎駿の役者起用が決して「客寄せ」のためではないということが、まんま客寄せなこういう映画との対比で理解できるのである。世の宮崎駿バッシング、やっぱり「やっかみ」が入りすぎてるよなあ。


DVD『ゴジラ ファイナルボックス』を買ってしまったので、もう何十回見たか分からない『ゴジラ』シリーズを、一作目から順番に見ていくことにする。何度見返しても新しい発見があるのが「名作」たるゆえんだろう。
 とは言え、「第一作以外のゴジラをゴジラとは認めない」というコアなファンの付いている映画『ゴジラ』にも、欠点はいくらでも見受けられる。映画が神格化されてしまうと、良きにつけ悪しきに付け、批判自体がしにくくなるもので、半可通なオタクのちょっとした底の浅い批判などは一蹴されてしまう。「新作のゴジラ映画に比べてテンポが遅い」なんていうのは馬鹿もはなはだしく、若い役者には演技の密度が薄く、観客も演技を見抜く力が衰えているので、早いカット割りで誤魔化すしかなくなっているのである。コメンタリーでは宝田明が「志村喬や平田昭彦の演技プランがいかに綿密であったか」を語っているので、参照していただきたいものである。

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04月29日(金)
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