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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■福岡・佐賀地震続報。泣いてたまるか(ToT)/ドラマ『青春の門 筑豊篇第一夜』
〔昨日の日記の続き〕
 ずっと地震のニュースばかりだったNHK、夕方五時過ぎにはさすがに大相撲中継に切り替わる。これだけはさすがに放送中止にできまいが、地震速報のテロップだけは流れ続けた。『名探偵ポワロとマープル』『義経』も同様。NHKに対して、もしかしたら痛いアニメファンから「画面に余計なテロップ入れるな!」とか苦情が来てるかもなと一瞬思うが、『ポワロとマープル』じゃそれはないか。ヒロインのグエンダの声が田中美里だったが、まあ悪くはない印象。

 父に博多に帰ってきたら連絡を入れてくれるように頼んでおいたのだが、九時を過ぎても全く音沙汰がない。しげがまた心配をし始めたので連絡を入れてみると、夕方帰着の予定が大渋滞に巻き込まれてバスが全く動かなかったそうだ。今ようやく博多駅に着いたというので、店で待ち合わせをして、車で迎えに行くことにする。
 店に到着してみると、父は仕事の準備をしていた。姉とはさっきようやく連絡が付いたとのこと。父もバスの中で身動きできずにイライラしていたものらしい。「山口の土産だ」と言って、ふぐの「かまぼこ」と「ちくわ」と、「イチゴ大福」をくれたのが状況にそぐわなくてなんだか暢気である。
 続いて父のマンションに回る。部屋の中はどんな惨状になっているかと気になっていたが、寝室のドアが落下物で開かなくなっていたり、居間のビデオが落ちていたり、台所にパックが散らばっていたり、洗面所のラックが倒れていたりしているが、一番心配していたワイングラスのコレクションは、いくつか傾いているものがありはしたものの、割れているものは見当たらなかった。ガラス戸の前に荷物を置いていたので、揺れで飛び出すようなことがなかったのだろう。ウイスキーの空ボトルが一瓶、床で割れていたくらいである。
 仏壇間では雪洞が倒れていて壁時計が落ちていたが、これも割れてはいない。父が「お母さんがあんまり部屋ば片付けんから、腹かいて(=怒って)地震起こしたんかな」なんて言ってるが、そんなことでこんな大地震を起こしたんだったら、母は菅原道真以上の大悪霊である。
 心配していたほどの被害ではなかったので、破片だけを片付けて、「びっくりドンキー」で三人で食事をする。「明日はゆっくりしいよ」と父に言い残して帰宅。10時を回っていたが、東京のグータロウ君のところに無事の連絡を入れる。彼も私の身を心配してメールを入れてくれていたようなのだが、夕方になるまで届かなかったのだ。その後、もう一度ネットで書き込み。

>親父がようやくバスハイクから帰ってきたので、店とマンションとに行って来ました。寝室がぐちゃまらになってましたが、一番心配していた店の鏡と、マンションのワイングラスコレクションはほぼ無事。マンションと言ってもどちらも一階だから、揺れもさほどひどくなくて済んだようです。
>簡単に片付けて、帰宅したらまた余震で山崩れが起きてました。
>しげも、あちこちに「切り傷ができてた」のに今しがた気づいたのですが、これは地震でパニックに陥って気が付いてなかったというより、日ごろの鈍感のせいでしょう(笑)。
>震度が一番ひどいところに住んでる烏丸嬢が一番心配でしたが、先ほどようやく連絡が付きました。ご家族揃って無事で、棚の上に置いてたのも軽いものばかりだったので、ケガはなくてすんだそうです。でもトイレが逆流したとかいう話だけれど、確かアパートの五階なのに、逆流って、大変なんじゃなかろうか。

 また慌てていたので、「烏丸嬢」なんて書いている。これは「鴉丸」が正しい。今日は全く誤植だらけで申し訳ない。「トイレが逆流した」というのはしげの誤情報で、単に貯水タンクが揺れてこぼれただけだそうである。しげはこういう緊急時ですら話を面白くすることしか考えていないから、始末に困る。
 「びっくりドンキー」で食事中のことだったが、父が突然「土地を買って三人で一緒に住まんや」と言い出した。思わず「そんなお金あるんね?」と聞いてしまったが、「それがないとたい」と言うのでズッコケる。「マンション売ってもたいして金にならんしなあ」と言ってため息をつくのだが、要するに父は「お前、金はないか」と私に持ちかけているのである。

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03月21日(月)
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