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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■吾妻ひでお復活!/『魔法戦隊マジレンジャー』第1話ほか
昨日の日記で、「全シリーズを丹念に買ってたのが『いただきストリート』だった」と書いたら、しげから「『アイドル雀士スーチーパイ』はどうした?」とツッコミがありました。そう言や、結構シリーズ買ってたなあ。
かないみかさんのとっても楽しい声を聞きながら、そうかあ、かないさんは旦那さんの山寺宏一さんと……と想像を逞しくされた声優ファンもいっぱいいたろうと思われる(嘘)。
まあこれもヒマツブシにはいいんだけど、私、脱がしゲーは萎えるんで。いや脱がせたら脱がせたで一応ちゃんとスクロールして見はするけどさ。
『魔法戦隊マジレンジャー』第1話「旅立ちの朝 〜マージ・マジ・マジーロ〜」。
……タイトル書き写しながらも脱力感が漂っちゃうんだけれども、もう戦隊シリーズつて、タイトルも内容も何てもありっつーか、節操なくなってるよなあ。原作が実は『ゴレンジャーごっこ』だと言われても納得しちゃうぞ。いやまあそれは今に始まったことじゃないんだけれども。
ともかく今回のキーワードは「魔法」である。またロートルが何を言うとるかと若い人の顰蹙買うかもしれないが、「魔法じゃSFじゃないじゃん」。少なくとも、これまでの特撮番組は、『5年3組魔法組』みたいなまんま魔法ものを除けば、「魔法」的なものが出てきても、何かそれらしいリクツをつけて“SFっぽく”してはいたのである。いや、別に戦隊ものがSFである必要は全くないのだが、SFに拘っちゃいないんだなということが実感されてしまうとなんかまた一つ、心の中に大切に仕舞っていた大切なものが、カタッと音を立てて外されてしまったような、そういう寂しさを覚えるのよ。魔法の変身アイテムが携帯(“マージフォン”だと)って、『プリキュア』じゃん(+_+)。
でもまあ、そもそも戦隊シリーズに何かを期待しているわけではないから、主人公・魁(マジレッド)がいきなり鉄塔によじ登って子供が飛ばした風船を取ってあげようとしていても、「ワザトラシイつかみだ」なんて思わない。実は魔法使いだったお母さん、「あんなムチャをする子に本当の勇気は分からない」とか言って、魁一人だけに携帯を渡さなかったくせに、他の四兄弟が危難に陥ったところに魁が「何の用意もなく」飛び出していったら突然掌を返して「それこそ勇気よ!」って言って携帯を魔法で転送するってのは矛盾してるんじゃないのかなあ、なんて思わない。ええ、思いませんとも。
若手五人の芝居はもう毎回アレなんだけれど、一家のお母さん役の渡辺梓さん、随分芝居がしっかりしてる人だなあ、と思って調べてみたら、無名塾の人だった(仲代達矢さんとこね)。まあ当たり前だが、正義側ではマジマザーがイチバンカッコイイのである。
『仮面ライダー響鬼』三之巻 「落ちる声」。
一乃巻に続いて、またもやオープニングは「通学サイクリングミュージカル風」だけれど、メロディーが『かえるのうた』(つか原曲はドイツの民謡)で、それを「き、き、き、き、きききききききき、きたえよう」とか替え歌にしているから、1話よりずっとお間抜けな雰囲気になっている。もともとヒビキがこの歌を1話からずっと口ずさんでいるから、それがヒビキに憧れる明日夢にも移った、ってことなのだろう。空に浮かんでいる雲までがカエルの形なのがおかしい。
どうやらこのミュージカル風演出、今後も定着するようだ。第1話を見たときには「なんだこのお寒い出だしは」とちょっと憤っちゃったのだが、あくまで「お間抜け」路線で行くというのならこれもアリか。明日夢くんの歌う歌がヘタクソなのはもうちょっとなんとかしてほしい。ああいう演出は「歌だけは上手くないと映えない」ものなのである。
ヒビキ役の細川茂樹の飄々としたオジサンぶりが何となく金田一耕助っぽくて、演出の悪ノリな部分がそう気にならなくなった。明日夢がショックで試験に落ちるかもしれない、と言われて、慌てふためく様子もかわいい。『アギト』のころ、劇中でやたらつまらないダジャレを飛ばしてたのは腹が立ってたものだったが。
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02月13日(日)
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