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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■世界の中心で「サイテー」と言える映画/ドラマ『富豪刑事』第3回「密室の富豪刑事」ほか
 一昨日の日記に一部誤りがあったので訂正。
 2004年度のサイテー映画を『週刊文春』が発表したって記事だけれど、「文春ラズベリー賞」と書いたのは間違い。正式には「文春きいちご賞」。本家ラズベリー賞をもとにしてるのでとっちがえたのだね。申し訳ありませんでした。m(__;)m
 それから私はてっきりこれは「『週刊文春』の読者投票」によって決められると思いこんでいたのだが、「映画記者、評論家、20人の投票により決定される」とのことだった。これもどうもすみません。m(;∇;)m
 となると、一人一人はある程度の数の映画は見てただろうと思われるけれども、1位の『デビルマン』は当確として、2位以下については「もっとひどいのなかったか?」とちょっと首を傾げたくはなる。『セカチュー』におまえら感動したのか? 『スチームポーイ』は? 『IZO』は? 『華氏911』がないってことは「文春」はマイケル・ムーア派か? 
 もっとも、ダントツで『デビルマン』が得票して、他作品はちょぼちょぼでこういう結果が出た、という可能性もありそうだ。八位以下の三作『2046』『キューティーハニー』『リディック』は同点8位のようだから。順位だけじゃなくて、得点数まで発表してくれるといいんだがな。
 『デビルマン』の受賞理由は「出演者があまりにもダイコン」。納得だけれども、海外サイトのIMDbでの外人さんの評価を見てみると、「原作知らないで見たけど、結構おもしろかった」という意見もある。やっぱ、日本語の「ああ、オレ、デーモンになっちゃったよ」「サタンだからな」のインパクトの強さは伝わらないんだね。逆に言えば、外国映画を見る時にはある程度であろうとその国の言葉が理解できなきゃ、マットウな評価はできないということなんである。
 昨日見た『メリー・ポピンズ』のメイキングで、ディック・バン・ダイクが「批評家たちからは『コックニー訛りがヘタな役者』って言われちゃったよ」と笑ってその「訛り損ねているシーン」を紹介しているのだが、改めて聞いてもどうヘタだかわかんないのであった(^_^;)。ピーター・セラーズみたいに“room”を“leum”みたいに発音してくれるとまだ全然違うって分かるんだけどね。
 さて、『デビルマン』のDVDもいよいよ発売されるけれども、さすがにこれを買う勇気は私にはない。みんなで見て笑おうと思っても笑えねーもん。CSで流れるのを待って録画するよ。誰かこいつをスペシャル・エディションで買おうってツワモノはいないか?


 薬がまあまあ効いてるのか、とりあえず咳と鼻水は昨日よりはマシ。
 なんとか一日仕事をこなせました。


 木曜ドラマ『富豪刑事』第3回「密室の富豪刑事」。
 ミステリドラマについて批評する際はネタバレ厳禁が鉄則なので、どこがどうよくないのか具体的に書けない場合も多く、ホトホト苦労してしまうのだが、今回はありがたいことにハナから犯人だけはバラしてある。かと言って純粋な倒叙物でもないので、トリックまでは明かせないのだ。ちょっと遠回しな表現になるのはご勘弁頂きたい。

 鋳造会社の火災で社長の宮本(中山克巳)が死んだ。焼畑署は、宮本の商売敵・江草竜男(橋本さとし)、幸男(佐藤二朗)、正男(濱本康輔)の三兄弟を犯人だと目星をつけるが、いかんせん証拠がない。富豪刑事・美和子(深田恭子)は、5年前にも江草兄弟の商売敵の社長が焼死していたことを知り、もう一度商売敵を作ってやれば、彼らは同じ手口で犯行を繰り替えすに違いないと提案する。
 美和子は祖父・喜久右衛門(夏八木勲)の財産で会社を設立して、自ら社長になりすます。江草兄弟には署の刑事たちが張り付き、猿渡刑事(鈴木一真)がかつて世話になった元警官・松平(螢雪次朗)が警備員として雇われ、準備は万全に見えた。予想した通り、急成長した美和子の「ありす鋳造」に江草兄弟は押しかけてくるが、いったんは美和子を脅迫しかけていながら、部屋の間取りを見るとなぜか素直に引き下がっていく。江草兄弟は、松平の顔を見ると破顔して近づいていった……。
 一方、兄弟を尾行していた布引(寺島進)、西島(載寧龍二)は、彼らが真空ポンプのようなものを隠して運び出す姿を目撃する。


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01月27日(木)
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