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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■男が男に恋をする。まあ、自由だけどよ/DVD『鋼の錬金術師』9巻
劇団ホームページの方の日記、ここんとこずっと加藤君が飛ばしっぱなしであるが(いや、以前からずっと飛ばしっぱなしなのだが)、最近は特に読むたび膝を叩いて笑わせてもらっている。
つーのがもうねー、加藤君と其ノ他君がさ、最近とみに親密になっているのだけれど、そのアツアツぶりを彼が日記でトウトウと告白しやがるもんだから、もう読んでるこっちは笑顔がフリーズするしかなくってねえ。オトコがオトコにホレることは確かにあることだろうが、かと言って、ホントのホンネは語れず書けずの私には逆立ちしたって書けない文章なのである。いや、これ貶してるんじゃないからね(さらに誤解のないように書いとくが、其ノ他君はちゃんとノーマルで、鴉丸嬢というりっぱな彼女さんがおられる。加藤君はどうか知らないが)。
http://note2.nifty.com/cgi-bin/note.cgi?u=ZVF11173&n=dan
例えば昨29日の記述には以下のような文章が。
> でもね、付き合いが深まれば深まるほど、○○○さんいい人!!
> つか、いい男!(ウホッ)
「○○○」の部分は其ノ他君の名前である(本人は気にしてないみたいだけど、芸名あるんだから、できるだけそっちで書こうよ)。
「付き合いが深まれば」って、この「深まる」って表現が、私にはどうしても使えないのである。根が劣等感の塊なので、誰かに「深く付き合ってもらえている」と考えること自体、なんだか相手に対してすごくおこがましい態度を取ってるような気分に陥ってしまうのである。「じゃあオマエとオレとは浅い付き合いなのか」と怒られたら返答のしようもないのだが。
女性を誉めることに関しては私は全く遠慮はしない。なにか下心があるんじゃないか、と誹るやつもたまにいるが、私には女性に関して内心何か思ってるのに黙ってるほうがカクシゴトをしているようで好きになれないのである。もっとも、私も独身のときには女性を誉めたことはなかった。それこそ相手に「誤解」されたら困るからで、結婚して何が一番助かったかというと、堂々と女性を誉められるようになったことかもしれない(^o^)。もちろん、たとえ女性であろうと、「誉める必要はない」と判断した女性を誉めたりしないのは当然である。
でも男はなあ、独身だろうが結婚してようが、なんか誉められないのだねえ。身内意識が強ければ強いほどどんどん誉められなくなる。これにはともかくベタベタしたのを極度に嫌う職人の家に生まれたという「育ち」の問題もあるんだろうとは思う。
加藤君のように素直にオトコを誉められるって、羨ましいのだれど、それでもこれだけは言いたい。「ウホッ」はやめよう、「ウホっ」は(-_-;)。
> 見た目コワモテですけど、すんげー優しいし、しっかりしてるし、誠実だし、清潔で美しく健やかな(略)
> もう憧れるところが多すぎてねぇ…
男が男を誉めることのムズカシサは、こういう文章に表れてしまう。
つまり其ノ他君に比べると加藤君は、反作用的に「見た目は優しいけれど、実はすげー冷たいやつで、へにょへにょしていて、卑劣で不潔で薄汚い病気持ちである」ということになってしまうのである。
そこまで自分を卑下してしまうと、其ノ他君がどんなにすばらしい人間でも、そのホメ言葉がウソっぽく「見え透いたお世辞」のように聞こえてしまう。男が女を誉めてもあまりお世辞に聞こえないのは、男と女がそもそも全く違った存在だからだろう。
「言葉は意味を伝える手段としてはあまりにも拙劣である」と感じるときはまさにこういうときで、ホンネで言ってるのかソラゴトなのか、表現上は区別がつかない。加藤君の気持ちを疑っているわけではないが、愛を語ることには誤解が常に伴うことを覚悟せねばならない。雄弁は絶対に沈黙以上のことが語れないのだ。
> 同じ歳の男がこんなにもいい男になってるというのに
> 俺のこの有様はどうだ。
> 泣けてきます。ほんとに股間に同じモノぶら下げてんでしょうか。
> ひょっとして俺のうまい棒かなんかじゃねえの?
「うまい棒」って、それは「誰かにしゃぶってほしい」という謂か(^_^;)。
そういうタトエを乱発すると、またハカセに吐かれちゃうぞ。
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09月30日(木)
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