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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■小田部通麿氏ご逝去/あさりよしとお『まんがサイエンス\』
やりたくないけどやらなきゃなんないトンガリさんを囲んでの会議。
もともと今日は会議の予定はなかったのだが、当初予定していた会議の日と、トンガリさんの出張が重なったので、ほかのメンバーの方々との時間の調整等、四苦八苦してようやく今日の時間が設定できたのである。
でもやっぱりトンガリさん、予定の時間に遅刻してくる。いや、ほかにも遅刻してきた方はいらっしゃるのだが、「みなさんが遅刻されるので私も遅刻していいと思いました」と、こう言い訳する。なんだよ、その言い草。
今回に限ったことではないが、この人はいつも「○○さんがこれこれこうだから私もズルしていいと思いました」と言い訳して自己正当化を図ろうとする。なんか小学生の「だって○○君もイタズラしてたんだもん。ボクだけじゃないもん」と同レベルであるが、もちろん「そんなの言い訳にもなりませんよ」と言っても、「ああ、そうですか」と言ってプイと横を向かれるだけなのだ。
当然、列席のみなさん、ムッとされているのだが、もう「この人には何を言ってもムダ」と諦めきっているので、ただ沈鬱な空気が漂うばかりである。
けれども会議の進行役は私なので、内容によってはトンガリさんにネタを振るしかない場合もある。でまあ、懸案のちょっとおかしなお金の流れについて質問をしたのだが、「そこはこれこれこのように処理をしております」と、平然と言う。処理していないことはこちらの調べでハッキリしているので聞いたのだが、よくもいけしゃあしゃあとウソをつけたものだ。でもこれがウソではなくて自分では本当に仕事をしたように思いこんでいる可能性もあるから始末に悪い。
「処理なんかしてないですよ。こちらでちゃんと調べてますから」
「そんなはずはありません、そちらの勘違いじゃないんですか?」
「現実に未処理のままです。処理をしたのなら、どこにそれが記録されてますか?」
そんなに強い口調で問い詰めはしなかったのだが、トンガリさん、突然席を立つと、無言でバタバタと部屋を出て行ってしまった。残された私たちは呆気に取られた。またヒステリーを起こしてどこぞに雲隠れしたのか? と溜め息をついて、仕方なく残りの議題について話を進めることにした。
ややあって、なぜか涼しい顔で戻ってきたトンガリさん、屈託もなく「ああ、私の勘違いでした。未処理のままでした」と言って、全くナニゴトもなかったかのように椅子に座った。いや、「勘違いしてました」ってそれだけか。「すみませんでした」の一言もなしか。
列席のみなさんも、憮然とした顔で押し黙っているが、この空気の重さにも気がつかんのかアンタは。
「……じゃあ、これから処理していただけるんですね」と声をかけたが、トンガリさん、無言のままである。やる気あるのかないのか。はらわたが煮え繰り返りそうになるが、なんとか抑える。でも抑えると胃に悪いのかなあ。かと言ってここで怒鳴ったってやっぱり胃に悪そうなんだよなあ。だからどうすりゃいいのよ。
会議が終わったあとで上司が「今日のトンガリさんはちゃんと出席したしわりと協力的だったね」とニコニコ笑いながら言っていたが、あっちこっちから圧力かけてムリヤリ出席させただけじゃん。トンガリさんのナカミはまるで変わってないのである。これからだってどうせまたミスをやらかして、それを誰かの責任に転嫁して、自分はのほほんとしてるに決まっているのである。そう予測がつくだけに、今からもう胃がキリキリと……。
ああもう、これ以上は何も書きたくない。
夕食は昨日買ってきた材料で親子丼。
鶏の胸肉、千切りキャベツにエノキ茸、卵は二つ、片方は黄身のみで味を濃くして、つゆは焼肉のタレにマヨネーズを混ぜてお湯割り。これでつゆだくの親子丼のできあがり。3人分作って、しげには二人分をどんぶりに山盛り割り当てたのだが、これをやっぱりペロリと平らげた。で、最後に言ったセリフが「おかわりないと?」
……ないよ(~_~;)。
帰宅はちょうど6時。WOWOWの『青銅の魔人』放送にギリギリ間に合う。
前編の『怪人二十面相』の方は昔見たことあったんだけど、今回のこの続編は初見。
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09月16日(木)
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