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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■みんなゴミの山に踏みこむ覚悟はあるのか/『武装錬金』4巻
 早朝出勤が続いてるせいで、やや寝不足の毎日。
 職場でウトウトすることも少し多くなってきたけれど、これは糖尿の薬のせいもあるようである。何にせよ、居眠りしていたのでは仕事は捗らないので、頑張って目を開けていようとするのだが、そうするとアタマが重くなってきて、仕事にならない。
 どうすりゃいいのか、と悩んでいたら、鼻水がズズズと垂れてきた。なんだ、アタマが重かったのはカゼのせいか。
 先週からこっち、しげが鼻水をズルズルさせていたので、それが移ったものらしい。病み上がりで体力ないところに持ってきて、風邪まで引いたのではまた寝こんでしまうことになりかねない。定時に退出して、近所の内科に行くことにする。

 迎えに来たしげに「おまえの風邪が移ったぞ」と言ったら、「オレもアンタから移されたんやけん。おあいこやん」と言い返される。
 「同じ風邪が移るか。オレはお前が風邪になる前は胃痛で入院してたんで、風邪じゃないの!」
 私がなぜ入院したのかも、もう忘れているのだ。いったい誰のせいでストレス溜まったと思ってるのか。胃に、胃に、穴まで開いたのだぞ。記憶力のあるないを云々するどころの話じゃない、しげのやろうはひとでなしの糞ったれである。
 ふと、気になって、「お前、今日『そして誰もいなくなった』の先行予約の日だけど、頼んでおいたの、忘れてないだろうな?」と聞いてみた。
 しげはケロリとした顔でこう言った。
 「ネット予約だから今日中にやらなくてもいいんだよ」
 ああ、やっぱりしげは大馬鹿だ。
 「『ピクニック』からハガキで案内が来たんだから、ネット予約とは関係ないよ! 電話で予約しなきゃならないんだよ!」
 モノ忘れだけならまだしも、記憶まで勝手に捏造して頼まれごともサボっていたのだ。チケット取れなかったらどうしてくれる。ああ、また胃痛がぶり返して来そうだ。
 
 診療時間終了間際に滑り込むように診察をしてもらう。熱は7度。これからどうやら熱が上がり始めそうな気配なので、風邪薬のほかに解熱剤も頂く。
 具合は悪かったが、食料が尽きかけていたので、「レッドキャベツ」に回る。水のボトルをぶら下げるだけでダルくなるが、水ももうないので、イヤでも汲んで帰らなきゃならない。しげはこの間作ってやった親子丼が美味かったらしく、「親子丼親子丼」と連呼しているが、普通、私の方が具合が悪いってのに、看病する気もなく、メシまで作らせようというのは人として……。
 そうなんだよ、ヒトじゃないんだよしげは(T.T)。
 料理を作る元気はないので、ほか弁によってハンバーグなどおかずのみを買って帰る。一応、今日がしげの本当の誕生日なのでイチゴのショートケーキをデザートに。


 しげ、今度の日曜日にP.P.P.のメンバーで集まってパーティを開くとか言っている。9月生まれの人間が多いので、誕生会だということなのだが、会場を何とウチにするという。
 「パーティって、いったい何人来るんだよ」
 「うーん、5、6人?」
 居間はビデオと本の山でとっちらかったまま、横になって寝る空間すらないというのに、そんな人数が入るわけがないのである。それなのに、しげは少しも片付けようとする気配がない。というかそれ以前に、ウチがそういう状態だということはP.P.P.のみんなも知ってるはずなのに、なんでウチで開くことに賛同したのか。意地悪かイヤガラセか。
 私に怒鳴られて、しげは渋々部屋を片付け始めたが、果たして明々後日までにこの腐海と化した部屋が片付くかどうか、どうにも心許ないのである。


 昨日に引き続き、『コナン・ドイルの事件簿/死者の声』。
 本物のドイルは死ぬまで霊魂の存在を信じていたけど、その辺史実とちょっと変えられてるのは仕方がないところか。
 マンガ、和月伸宏『武装錬金』4巻。

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09月15日(水)
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