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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■既知外にサッカー
ここんとこ、トンガリさんとあまり顔を会わせなくてすんでいるので、精神衛生上、頗るよい。でもやってる仕事はトンガリさんの後始末。トンガリさんが秘匿しているデータを探り出して、経理上、問題がないかどうかをチェックしてるんだが、考えてみればこれってやってることまんまスパイだな。オレ、退職しても探偵社で務まるかも(ムリムリ)。
案の定、会議に挙げてない出費がン万円もあって、これまでのものと合計すると、かなりな額になってしまう。よくよく調べてみれば、不正出費らしきものはあまり見当たらない(かつてはあったらしい)。要するにトンガリさんが「報告」だけしてくれれば何の問題も生じないのだ。結局、全ての元凶はトンガリさんの心のカベなんだよなあ。
迎えに来たしげと、今日は久しぶりに「ジョリーパスタ」で食事。ここのスパゲティー、美味いことは美味いのだが、量が少なくて高いのが難点。しげはスパゲティーというと、いつもクリームソースばかりを頼む(こないだダイヤモンドシティで鴉丸嬢、其ノ他君と食事した時もクリームソースだった)。好みがあるのではなくて、目新しいメニューに飛びついて、自分の舌に合わない場合をひどく恐れているのである。……だったら自分が作る段になって、「創作料理」という名のゲテモノを食わせるようなマネはやめてほしいものだが。私はエビとホタテのウニソース。初めて食ったが、ウニがしつこくならない程度にパスタによく絡まっていて、風味のある上品な味。エビが殻付きなのがちょっと面倒だったが。
そのあと「ブックセンターほんだ」に回ってもらう。昨日見た『箪笥』で、一部映像の意味がよく分からない部分があったので(メイントリックは冒頭で見破ったが、ディテールで見損ないがあったのである)、ノヴェライズを買って確認しようと思ったのだ。
タイトルは映画とは違っていて『姉妹』(吉岡達也・著)。小説として読もうとすると退屈なことこの上ないが、それはそのはずで、これは映画を見た人が「あのシーン、どういう意味だったの?」というのを解説するために書かれているのである。だからくれぐれも映画を見ないで小説だけ読もう、なんて気は起こさないように。『箪笥』は「映像だからこそ成り立つ」トリックなのである。
ほかに読んだ本、マンガ、みなもと太郎『挑戦者たち』、『風雲児たち幕末編』5巻。
井浦秀夫『弁護士のくず』1巻。
山本英夫『ホムンクルス』3巻。
俳優の渡辺文雄氏が、今日、急性呼吸不全のため死去、享年74。
これだけのキャリアをお持ちの方が亡くなったのに、最初に渡辺さんの出演作で真っ先にアタマに浮かんだのが、「『ウルトラQ/カネゴンの繭』のヒゲオヤジ」だったのが、病膏肓である。普通は大島渚監督作品などを挙げるべきだろうにねえ。
ご面相は、似顔絵を描けば全部マルですんでしまいそうなくらい、まんまるとした印象、『くいしん坊!万才』でのリポーターや、『連想ゲーム』のレギュラー、『ソルマック』のCMなんかで、お茶の間への浸透度、好感度もかなり高いだろう。役者さんが亡くなっても、若い人にそれを話すと、一様に「誰それ?」って反応しか返ってこないくらいに彼らはモノを知らないが、さすがに渡辺さんはみんな結構知っている。同じ大島グループでも、故・戸浦六宏さんにはあまりCMの声などかかりそうになかったが(失礼)、渡辺さんには視聴者の購買欲をそそる天性の明るさがあった。
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08月04日(水)
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