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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■サブリミナルとバラバラな頭
 入院中はテレビでしかニュースを見られなかったので、久しぶりにネットで楽しそうな事件はないかと散策。
 世界情勢とかはトシ食うにつれてどんどん興味の埒外になってきてるけど、未来を憂えるだけのエネルギーが自分の中からどんどん薄らいでいっているのである。もともと何かの事件そのものよりも、それを報道するマスコミの右往左往右顧左眄ぶりの方を面白がる傾向があったのだけれど、それが強くなってきているのかもしれない。


 アニメ『エリア88』のオープニングに、裸の女性が逆「く」の字形に倒れている映像を瞬間的に繰り返し挿入するサブリミナル的な演出をしていたことが問題になっている。録画してるけど、そこんとこどうだったか確かめてないな。
 テレビ朝日の広報部は、「一瞬であっても肉眼で認識できる。制作上の演出であってサブリミナル表現ではない」と主張しているそうだけれど、だったら「視聴者の誤解を招くおそれもある」と言って該当部分を削除したってのはどういうことなんですかね。
 確か「サブリミナル効果はデマ」ってことが証明されてたんじゃなかったかな。『フロイト先生のウソ』にも確かそう書いてあった。だったら「瞬間映像を外す」方が、サブリミナル効果があるかのように視聴者に誤解させてしまうことになるではないの。「誤解を招きたくない」なら、映像を外しちゃイカンと思うんだがどうかね。


 俳優の渡辺謙が、『バットマン5』(バットマン・インティミデーション)に悪役で出演することになったとのニュース。
 国際的犯罪組織の首領ラーシュ・アル・グール、ということだけれど、どうやらメインの悪役らしい。なんと、リーアム・ニーソンが演じるはずだった役を振り替えられたんだとか。凄いぞ。
 あちらのB級C級映画の画面の隅にチョコっと出ただけで、「ハリウッド映画進出!」とか騒ぐケースがままあるけれど、映画の規模から言っても、日本人俳優がここまで大抜擢されたのは、早川雪州、三船敏郎以来ちゃうやろか。誰だ松田聖子以来とか言ってるやつは。
 映画そのものは『メメント』『インソムニア』のクリストファー・ノーランが監督することが決定しているけれども、これまで作ってきた映画の質から考えれば、5作中、一番ダークでリアルな映画になりそうである。共演の俳優陣も、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ケイティ・ホームズ、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマンと、超一流揃い。これなら渡辺さんもやり外があるだろう。少なくともジョエル・シュマッカー監督版のようなオチャラケ映画にはならないでいてくれると思う(あれはあれで好きなところもあるんだけれども)。
 渡辺謙のアカデミー賞の方だけれども、まだ『ラスト・サムライ』見てない段階でハッキリしたことは言えないけど、ライバルが『ミスティック・リバー』のティム・ロビンスと言うのはちょっとキビシクないかなあ。『ミスティック』はすげえいい出来だったし。


 入院中から今日の分まで、ようやく日記が追いつく。10行程度しか書いてない日もあるが、以前のように読んだ本や見た映画の感想を丹念に書いていたら、とても追いつかなかったろう。全部はとても書けませんが、そういうものはコンテンツの方に書いていきますので悪しからず。


 仕事が始まる前にできるだけ見ておくぞ『牡丹と薔薇』の第38話。ハマってるなあ。
 ぼたんに問い詰められた香世は、自分がレイプの指図をしたことを認める。このときの香世の言い草が凄い。
 「私たちは姉妹なのよ! 妹が穢れたら姉も穢れなきゃいけないのよ! 私が不幸になるならあなたも不幸にならなきゃいけないの!」
 全国の兄弟姉妹のみなさん、そういうものなんですか?
 もっと凄いのは、それ聞いてぼたんが「私たちは姉妹……」と陶酔して香世を許しちゃうのである!
 全国の兄弟姉妹のみなさん、そゆことされたら許しますか?

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02月25日(水)
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