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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■『嗤う伊右衛門』とうどん喧嘩
女優の若村真由美(37)が昨年9月に入籍していたことが発覚。
俳優さんの結婚のニュースには殆ど興味が起こらないのだが(一部で面白い騒がれ方をしたヤワラちゃんの結婚についても「ふ〜ん」てなもんだった)、今回ばかりはお相手にちょっと目を見張っちゃったね。新興宗教・釈尊会の小野兼弘会長(51)、体重100キロを越えるという超巨漢である。見た目凄いよ、ナンシー関もびっくり(おいおい)。
この結婚が、全国百万人の太った人、肥えた人、肥満児、固太り、大デブ小デブに、オレでも美人をゲットできるんだ! という妄想に近い淡い期待を持たせ、働く張り合いを持たせるに至ったであろうと考えれば、社会に与える経済波及効果は頗る高いと思われる。
朝のニュースじゃ、ご父君が渡辺謙の離婚裁判に夫人の借金相手として証言台に立ったことなんかも報道しているのだけれど、いったいこれを祝福ムードで報道していいのか、スキャンダラスにやったらいいのか、困惑してる様子が見えて笑ってしまいました。まあ、全ての新興宗教が怪しいところだと言うつもりはないけれども、現段階でいかにもコメントを控えてるような様子があると、なんだかなあとは思っちゃうね。
思いこみ系の役者さんで、演技上だけならまだしも、私生活でもアチラに行っちゃう人というのは確かにいるのだけれども、まあ、斉藤由貴や桜田淳子がアチラに行くのはあまり惜しいと感じないのだが、若村さんは本気で上手い人だったのでちょっともったいないなあ。いやね、この手の人って、私生活がそちら方面のことで充足されると、途端に仕事しなくなったり芝居がヘタになる例が多いのよ。結婚して引退、というのなら同じ惜しいということでも伝説の人になる可能性が残されているのだけれども、ヘタすりゃ老残を晒すことにもなりかねないからね。
まあ、こんなのは勝手な憶測に過ぎないんで、もちろん本音では今後のますますのご活躍をご祈念申し上げているわけなんですけれども。
朝ご飯はもう定番のうどん。
しげが「穴子穴子」というので、上に昨日スーパーで買った穴子を乗せてやることにする。ところが、台所に行くと、退院してから毎日のように「掃除しろ」と言っておいたバレンタインチョコを作ったあとの惨状が、まだ片付けられていない。「おまえ、まだ掃除してないのか!」と怒るが、しげは故意に無視する。腹は立ったが、こちらも薬を飲む時間が決まっているから、叱ってる時間がもったいない。とりあえずうどんは作った。
しげ、かぶりつくように「穴子穴子」と言ってうどんに飛びつく。
「お前な、自分が食うことばっかり考えてないで、片付けはちゃんとしろって言ってるだろ?」
「うんうん」
「聞いてるか?」
「うんうん」
食うのに夢中で全然聞いていない。
言うだけ無駄かと、こちらもうどんを食い始めたら、しげが急にムッとした声で、「これ、いやがらせ?」と言った。見ると、しげの箸の先につままれているのは、うどんの袋に入っていた乾燥剤である。
これにはさすがに腹が立った。
「あのな、おまえの言い草ってな、俺がおまえにイヤガラセをするようなヤツだって言ってるのと同じなんだぞ。お前、俺が目が悪いことも知ってるだろ。間違って入ることもあるってどうして考えないんだよ。自分がどれだけ勝手なこと言ってるか、わかってるのか?」
「……ごめん」
「本気で謝ってないだろ。そんなに文句つけたいなら自分で作れ」
実際、しげは恨みがましそうな顔を崩していない。
「うどんも食い残すなよ。残したら、もう二度と作ってやらんからな」
いつもうどんには野菜も入れているのだが、しげは肉は全部食っても野菜は一つ二つ申し訳程度に箸をつけるだけで「食った」とウソをつき、殆ど残しているのである。私が少なめに食べる分、しげのうどんは一人前よりはやや多めになってはいるが、2人前も3人前も大量に作っているわけではないから、決して食えない量ではない。ただの好き嫌いである。そうやって残すからしげはすぐに腹を減らしてしまう。そしてまた「何か作って」とせびるのだから、私が頭に来るのも理由のあることだとご理解頂きたい。
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02月26日(木)
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