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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■入院日記17/イタタな日
 朝、血圧の検査中に、看護師さんが血圧計を私の左足のむこうずねにボトン、と落としてしまった。血圧検査したことある人なら分かると思うけど、あれ、鉄製ですごくデカいです。骨の部分に落ちたから、当然ものすごく痛かった(+_;)。……本当に痛い時には声も出ないって事実ですね。
 看護師さん、血相を変えて悲鳴をあげた。
 「あああー! 大丈夫ですか?! 痛くないですか?! 痛いですよね、痛いところですもんね、ああ、どうしよう、きっと張れちゃう、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
 ……なんだかここまで心配してもらえたら、痛みなんてどこかに吹っ飛んでしまう。
 でも、ものごつ(=すごく)美人の看護師さんに優しくしてもらえたら、もっと優しくしてもらいたいとスケベ心が働くのは人情というものである。
 「……大丈夫ですよ、気にしないでください」。口ではそう言いながら、足をさも痛そうにさすって見せる。……私もイジワルだなあ(^_^;)。
 看護師さん、更にごめんなさいを連発しながら、しゃがみこんでしまった。ベッドの縁に両手をかけて、ショボンとして申し訳なさそうな上目遣いでこちらをうかがっている。さすがにこのへんで解放してさしあげないと悪いと思って、足を軽く振ってみて、「特に響かないみたいですから、平気だと思いますよ」と言う。それでも看護師さん、他の患者さんを診て回る間ずっと私の方をチラチラ見ては、「本当に痛くないですか?」を繰り返していた。
 日ごろ、「素直に謝られる」経験が少ないから、なにか新鮮な感じがすることであった。


 『トリビアの泉』、先週あたりから少し内容が盛り返し。
 くどい演出がちょっと減ってきているのがいい。これまでは無理矢理笑わせよう、というがかえってシラケさせていたのだな。
 「アリはどんな高さから落ちても死なない(68へぇ)」
 ってのも、30メートルの高さから落とすところで止めたからなんとかセーフ。これまでだったら、ビルの上から落として「見えなくなった」とか、つまんねえ落ちをつけてたろう。
 「世界一の強度といわれた橋が風で崩れ落ちたことがある(68へぇ)」
 これもテレビで何度も流れた映像だけれど、何度見ても凄い。ただ、トリビアでわざわざ取り上げなきやならないネタじゃないな。
 「くいだおれ人形には家族がいる(82へぇ)」(金の脳)。
 地域ネタは強いな。ネタそのものは特に面白いものでもなんでもないのだが、大坂の食い倒れ人形に家族がいるかどうかなんて気にする他県人は普通いないから、「へぇ」とは言えるのである。でも、「金」やるほどか。
 「遠山の金さんは痔だった(66へぇ)」
 金さんネタではこれも有名。ただ、ネタとして単純なだけに、人との話題にはしにくいんだよな。
 「モーツァルトは『おれの尻をなめろ』という曲を作ったことがある(81へぇ)」(銀の脳)。前提として、モーツァルト自身の奔放な性格について共通認識がないと、これも外しかねないネタ。実際に歌手のみなさんに輪唱させたのが秀逸。
 「ライフガードが溺れている人を助ける時、一度沈めてから助ける方法がある(55へぇ)」
 実際に救助している最中にホモを連想させるシャンソンを流す演出はやりすぎ。
 「ヨーロッパでは昔、紅茶をカップではなく受け皿で飲んでいた(71へぇ)」
 これも有名。文献資料をもちっと紹介してほしかったネタである。
 「『さんまのまんま』の『まんま』は犬ではなく宇宙怪獣(58へぇ)」
 『さんまのまんま』は殆ど見たことがない。「メジャーな作品のマイナーな情報がネタになる」、というネタの典型みたいなものだけれど、私にとっては『さんまのまんま』自体がマイナーなので、「へぇ」にはならないのであった。
 トリビアの種「アナウンサーが最も言いづらい言葉は『高速増殖炉もんじゅ』(八分咲き)」。アンケートものも強い。先週の「日本人がこれさえあれば何杯でもご飯が食べられる一品で最も人気のあるものは明太子(八分咲き)」も面白かった。博多出身のタモリが意外そうだったのがかえって意外だったが。でも博多の明太子は昨今、質の落ちてるのも増えてるから、首を捻るのも分らないではない。関東や関西の人も、明太子食べてるのかね?

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02月18日(水)
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