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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■入院日記18/ドリカムな話
最後の血糖検査。結果は、
空腹時(8時) 69r/dl
食後2時間(10時)122r/dl
夕食前(17時30分)88r/dl
空腹時の正常値は100で、これではコントロールが利きすぎて「低血糖」である。「低血糖症状が起こりませんか?」と看護師さんから心配されたが、発汗や痙攣や目眩はしょっちゅう起こしているので、どれが低血糖によるものなのか断定できないのだ。
原因は今飲んでいるグリミクロン錠が効いているためなので、血糖値が再び上がるようなことがなければ、これは飲まずにすませるようにしたいものである。
更に今日は、胸のCTを撮る。今度は造影剤を飲まなくてよいのでラクである。前回のCTの結果も主治医の先生から教えてもらってはいないのだが、何か問題はなかったのだろうか。看護師さんに聞いてみたら、「連絡がないのなら、大丈夫ですよ」と仰る。それはそうなのだろうが、「問題ないですよ」の一言がないとやっぱり落ちつかないのである。
退院前とあって、薬剤師さん、栄養士さんたちがひっきりなしに病室に訪れる。内容は全て「退院後の生活について」。これがうまくいかなければ、入院した意味がない。
入院中は一日の食事を1600kcalに制限されていたのだが、退院してからは2000kcalでよいとのこと。これはだいたいの目安を言えば、
朝食 ごはん100g(茶碗1杯)/卵一個/味噌汁一杯/牛乳200ml
昼食 ごはん200g(茶碗2杯)/豚もも60g/白身魚(鯛)60g/野菜200g/みかん200g(1個)
夕食 ごはん200g(茶碗2杯)/焼鳥30g(串2本)/ロースハム30g/野菜100g
こんなところである。普通にカレーライス一杯食っただけでもカロリーオーバーしてしまうのだ。生半可な努力で抑制できるものではないことがお分かりいただけようか。
夜、『奇跡体験!アンビリバボー』。
新聞見出しの「空飛ぶ生命体フライングヒューマノイド」に惹かれて見てみたのだが(私にはあれはただの人型の風船か何かにしか見えないんですけど)、第2部の「make a wish 願いをかける」には泣かされてしまった。
警察官に憧れている7歳の少年クリスは白血病のために余命わずかと宣告されていた。彼の純粋な気持ちに打たれたアリゾナ警察は、夢をかなえてあげようと、彼を本物のハイウェイパトロールに任命した。就任5日目、クリスは静かに息を引き取る。
このことがきっかけになって、ボランティア団体「グレシャス・メイク・ア・ウィッシュ(後のメイク・ア・ウィッシュ)」が生まれた。メイク・ア・ウィッシュは、この24年間で、難病と闘う13万人の子供たちの夢を叶えてきている。それがきっかけで病気を克服した子供も少なくない。
なんだかねえ、大人が子供のために、やれることすらやってあげない日本の状況見てるとねえ、こういうのがズンと胸に響くのよ。「少しでもいい大学に」とか「せめて高卒の資格くらいは」とか、学校にやることが子供のためになってるなんて思いこんでる馬鹿親どもは、ちっとは「夢」ってやつが絵空事でもなければ妄想でもないってことを教える気概を持ってほしいものなんだが。
02月19日(木)
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