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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■入院日記15/凄いぞ昼メロ
午前中、肺活量のテスト。
肺活量のテスト、と言うと、あの、小学校の健康診断で、保健室とか体育館に集められてさ、ホース咥えて息を吹きこんだら、ガラスケースの中の蛇腹みたいなのが膨らんでメモリを指すって、ああいう機械を想像するんだけれど、今はこれもパソコン画面にグラフが出るようになっているのである。
自分がオールドタイプだなあと思うのはこういうときで、確かに画面にグラフは出るんだけれど、これがいい結果なのか悪い結果なのか、見ても全然わからない。技師さんも「結果は医師の方から説明があると思いますので」と仰るばかりで教えてくれないのである。そんな風にヒミツにされると、もしかしてすごく悪いのかとか思っちゃうじゃないか。ああ、気になって仕方がないぞ。
昨日の日記に書いたばかりの、熊本県の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」によるハンセン病療養所入所者の宿泊拒否問題で、江口社長が、ホテルを廃業する意向を表明した。社長はこれを入所者への「最大の謝罪」と説明したが、県がホテルを営業停止処分にする方針を固めた矢先の「廃業」決断であったため、入所者側は「(会社の)巧妙な当て付けだ」と猛反発している。
反発は当然、これも社長のパフォーマンスで、誠意なんて全くないことは間違いない。ホテル名も公表された以上、営業継続自体が困難になったという判断によるトカゲのシッポ切りだね。
もしも本当に謝罪する気があったのなら、これまでにいくらでもチャンスがあったのに、「アイスター」は世間の反応や行政の動向を見ては、発言を二転三転させて来たのである。それで誠意を信じろったって、ねえ。まあ、腐れたホテルが一つつぶれることはいいことじゃあるな。
昼の連ドラ、『牡丹と薔薇』31回を初めて見る。
先週の『トリビアの泉』で、「ピカソは『ゲルニカ』を描いているとき『勝った方と付き合う』と言って愛人2人にケンカさせた」というネタがあったのだが、それをイラストで再現するのに、この『牡丹と薔薇』の神保悟志に大河内奈々子、小沢真珠を、絵柄、声ともに使っていたのである。てっきりピカソの絵が出てくると思ったのに、これには意表を突かれた。
つまんない演出の多い『トリビア』の中で、ゴールデンタイムだってのに普段主婦しか見てないような昼の連ドラのキャラを突然登場させてしまうもの凄さにぶっ飛んでしまった。もちろん、二人の大ゲンカの演技もハンパなものではなく、「いったいこの『牡丹と薔薇』ってどんなドラマなんだ?」と気になっていたのである。
……いやもう、聞きしに勝るというか百聞は一見に如かずというか。もうなんとまあものすごい。これまでの話は見ていないので、そのあたりは公式ホームページを引用させていただくが、これはこんな物語である。
牡丹……それは、この世に生を享けた当夜、誘拐された姉・真世。
薔薇……それは、姉の存在を知らずに育つ富豪の令嬢の妹・香世。
看護婦の三上鏡子(川上麻衣子)は、愛する男・野島豊樹(神保悟志)の裏切りを許せず、豊樹が結婚した富貴子(北原佐和子)との間に誕生したばかりの赤ん坊・真世を略奪し、ぼたん(大河内奈々子)と名付けて密かに愛し育てる。
失意の豊樹と富貴子の間には、翌年になって次女・香世(小沢真珠)が生まれ、悪夢を忘れ去ろうとするようにやはり限りない愛情を注いで育てる。
実の姉妹である真世と香世は、大人になるまで、互いの存在を知ることなく成長していった。
しかし運命のいたずらは、二人を一つ屋根の下に住まわせる。妹・香世は大富豪の令嬢として、そして姉・真世はそのお手伝いさんとして……。
で、私がぶっ飛んだ今回の話なんだけれど、ぼたんと愛し合ってる柏木雅也(白川裕二郎)って男がいるんだけれど、香世はこの二人の仲に嫉妬して何とかして裂こうと考えてるんだね。
香世は自分の持ってるオートクチュールのドレスを雅也に渡して、「これをぼたんにあげなさい」とか言って騙す。喜んだ雅也は、これでぼたんをモノにできる! とホテルに誘う。けれどぼたんはそのドレスが香世のものだと言うことに気付いて、ホテルから飛び出してしまう。
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02月16日(月)
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