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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■のべつ差別/アニメ『妖獣都市』/『仮面ライダーSPIRITS』5巻(石ノ森章太郎・村枝賢一)
昨26日、民主党の小沢一郎氏が、京都市で開かれたパーティーの挨拶で、小泉首相の自民党総裁再選を批判して、「日本人は(世界から)特殊学級扱いされている。ばかじゃないか」と発言したとか。
詳しい経緯としては、小沢氏がまず、自民党橋本派の青木幹雄氏らが首相を支持したことについて、「看板政策の郵政民営化の法案が出てきたらぶっつぶす、と言っている人が『小泉支持』を打ち出すという、ばかげたことがまかり通っている」と批判した上で、「心配なのはそれを許している日本社会。ほかの国でこんなことは通用しない」として「特殊学級」発言となったということである。更に畳み掛けるように「特殊人間扱いされている」「本当にそうですよ」とも述べたんだと。
記事は「障害児教育への偏見を助長する発言とも受け取れ、批判を招きそうだ」とあるが、こういうのを批判しなきゃいけないわけよ。これ、「言葉遣いが悪い」ってんじゃなくて、「特殊学級」を「差別されて当然のもの」って認識してるってことなんだから。決してこの場合の糾弾は「言葉狩り」にはならない。
いやね、どうせまた、「そういうつもりはなかった」とか適当な言い訳をするんだろうとは思う。そりゃ、確かに「『つまはじき』という意味での比喩として適切ではない」という意味での言い訳は成り立ちはする。けれども、それで本人に「差別意識がなかった」ということにはならないんだから、誤魔化されちゃいけない。
政治家としての力量をこの「失言」だけで測ろうなんてことは思っちゃいないが、「そういう失言はしなさそうに見える」小沢さんからこの手の発言が出たという事実は、結構重要だと思うのである。やっぱ政治家って、殆どが田舎おやじ(←これは差別語ではなくて批判をこめた悪口ね)の集団だってことがあからさまになったってことでね。
なんかまあ、いろいろあちこちで囁かれてたようだけれど、マンガ家の西原理恵子さんとカメラマンの鴨志田穣さんが離婚されてしまったようである。
マンガの中でギャグっぽく「リコン」をほのめかしてたことはあったけれど、これが現実になっちゃうと、シャレですまなくなっちゃったのかな、と淋しくなる。
昔ながらの日本人のムラ意識がそうさせるのか、日本人は特に他人の冠婚葬祭についても何やかやと言いたい傾向があるようだ。ネットをちょっと散策してみたが、西原さんの離婚についても、同情から揶揄まで、様々な感想が書きこまれている。ヒトのことだからほっとけば、という気もするが(それを言い出しゃ、この日記も余計なこと書き連ねてるんだが)、西原さんが読んでないことがわかってるにも関わらず、「お節介」な道学者めいた説教を書く人間も結構いるのである。赤の他人が自分の勝手なイメージを相手に押しつけて、喜んだり泣いたり怒ったりするのだから、いったんそういうのを意識し始めれば。たまったものではあるまい。「有名税」と言ってしまえばそれまでだが、私的に結婚・離婚一つするにしても、「世間の眼」というヤツを気にしなきゃならないのはツライところであろう。
テレビで芸能人の離婚記者会見が報道されることがあるが、昔はたいてい涙・涙の愁嘆場となるのが常であった。ところが最近は意外に「せいせいした」って感じの夫婦や、「ちょっと結婚してみただけだから別れるのもフツー」みたいな感じでニコヤカに離婚する夫婦もたまにいる。実家が床屋なもんで、そんな様子を見ながら、悪態ついてるお客さんとかも見かけるんだが、これがもう、本気で怒ってたりするのである。
「離婚するってのに、なんであんなにサバサバしてるんだ」。
そんなの当人同士の勝手やん、と心の中で思いながら、こちらもその様子を見ながら苦笑してしまうのだが、なんかもうこと結婚・離婚に関する限り、「ヒトゴトにできない」人ってのは多いのだね。実は私もそういうお節介な人間なんで、つい西原さんの離婚に関しても勝手に胸を痛めてしまうのである。
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09月27日(土)
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