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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■劇団の激談/『美女で野獣』3巻(イダタツヒコ)/『バジリスク 甲賀忍法帖』2巻(山田風太郎・せがわまさき)
 俳優・河原崎長一郎さんが19日午後4時26分、急性心不全のため死去、享年64。若過ぎる死だし、また糖尿病である。
 つい何日か前にCS時代劇チャンネルで『子連れ狼 その小さき手に』に出ていた河原崎さんを見ていたばかりだったので(と言ってもこれも何年も前の映画だが)、なんだか亡くなられたという実感が湧かない。
 誠実、実直、お人好し、そういった印象の役柄が多く、たまにちょっと悪役っぽい役をされても、「でも根はいい人なんだろうな」と思わせるところがあった。この人も代表作を「これ」一つと挙げきれない。遺作の記述が新聞に載ってなかったけれど、いったいなんだったんだろう。 


 朝11時より、久しぶりに劇団の集まりに参加。
 パピヨンプラザのロイヤルホストにメンバーが参集。と言っても出席者は、私、しげ、円谷君、鴉丸嬢、穂稀嬢、よしひと嬢の6人のみ。メンバー数だけいてもなかなか集まれないというのがうちの一番のネックなんだよな。
 脚本書くときにも、勢い、役者を3人程度に抑えなきゃならない。しかも、よしひと嬢は家庭の事情で役者としての参加は今回ほぼ不可。となると、最悪の場合、しげと鴉丸嬢二人だけの芝居も考えないといけなくなる。
 何度も言ってるけど、もうたいがいで誰か脚本書こうってやつ出てこないのか(-_-;)。
 とりあえず女二人、男一人の想定でシノプシスを書いて来たが、みんなに読んでもらった評判はあまりよくない。私の場合、最初からそうビシッとしたものが書けるわけじゃなくて、書いてるうちにアイデアがひらめく場合が殆どなので、シノプシスの段階では外形ばかりで中身がスカスカな場合が多いのだが、叩き台としてはそれで充分なので、あとはみんなでああすればこうすれば、と意見を出してくれればいいのである。
 ところがこれが、具体的なアイデアとなるとからきし出ないのである。「おもしろくない」「ありきたりだ」という「感想」は出るんだけど、打ち合わせってのは品評会とは違うんだから。
 結局、みんなの不満が奈辺にあるかを推測して、具体的な改変をしなきゃならなくなるのは私ということになるのである。でも、みんなが「何をしたいのか」ってのが見えてこないと、私だって具体的なアイデアは出てこないんだけどな。

 打ち合わせのあと、しげと鴉丸穣と連れだって、博多駅の紀伊國屋に回る。鴉丸嬢にはここのホームページのイラストを描いてもらっているのだが、ここしばらくは芝居に集中していて更新がなかった。改めてイラストを何点か描いてもらうために、報酬として本を買ってあげるのである。なんか安上がりで申し訳ないんだけど。
 鴉丸嬢、最近はクトゥルー神話にハマってるようで、ラブクラフト以外にも青心社の『クトゥルー』シリーズなどに手を伸ばしているとのこと。マンガでもクトゥルーものを探していたようなのだが、しげとよしひと嬢が、揃って「諸星さんがあるじゃん」というので、物色に来たのである。
 で、「諸星さん」とはもちろん諸星大二郎なのだが、はて、諸星さんにクトゥルーものがあったっけと訝る方もおられよう。で、それが何かというと『栞と紙魚子』シリーズなのである。いやまあ、確かにクトゥルーものだと言えば言えるが、そんな認識持ったことなかったよ(^_^;)。クトゥルーちゃんの「テケリ・リ!」って叫んでるのはラブクラフトじゃなくてエドガー・ポーだし。
 文庫版の『栞と紙魚子』全3巻を見つけて鴉丸嬢にご進呈したが、こりゃもう、早いとこウチの本棚あせくって、『真ク・リトルリトル神話体系』貸してあげないといかん、と心に誓ったことである(^o^)。


 鴉丸嬢を家まで送ってさしあげたあと、帰宅の途につく。
 途中、バーミアンで軽い食事を取りながらしげと長話。
 しげの職場に、顔立ちは全く日本人なのだが、喋り方がどうも「外人っぽい人」がいるとか。意志疎通がしにくいし、「どこか他の国の方ですか?」と聞いてみたい衝動に駆られるのだが、そういうこと聞くの差別かなあ、と気にしているのである。

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09月21日(日)
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