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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■狂熱の一夜/映画『南の島に雪が降る』/『C級さらりーまん講座 付和雷同編』(山科けいすけ)
 休日出勤の代休で、今日と明日は休みである。
 夕べのチャット中に、阪神が18年ぶりに優勝。
 野球にホントに興味がなくなってるので、今、阪神にどんな選手がいるのかも知らない。まあまたアホな連中が道頓堀に飛び込むんだろう、くらいに思っていたら、今朝のテレビニュースでその数5300人とか。こりゃあちょっと多いなんてもんじゃないね。既にただのヒステリー状態だ。脳内の発酵具合は、関東大震災の朝鮮人虐殺の時とおんなじ。自分が何をやっているのかを認識することが完全にできなくなっているのだね。本人はワザとバカやってる程度の意識しか持っちゃいないんだろうけれど、一人の行為が誰かの「犯罪」に繋がる可能性が「極めて高い」行為なんだからなあ。警察からも、いや、アンタらが好きだと称する阪神チームからも「飛びこみは止めてくれ」と勧告されてて、あえてやってんだから反論の余地はねーよ。
 それともガキみたいに言うか? 「聞いてませんでした」って。
 こういう時期の大阪には行きたくない、と言うか、阪神ファンがどこにいるかわからないから、街中自体に行きたくないと思う。巻き添え食らって何かの被害に会う危険が全くないとは言いきれないんだから。今、ノボせ上がってる連中は、自分たちを危険人物(ただのバカとか既知外ではない)と見てる人間も結構いるってことを少しは自覚して、ちょっとアタマを冷やしてほしい。マジで。
 いち野球チームの優勝に留まらず、阪神V経済効果は全国規模で6355億円に昇る、というUFJ総合研究所の試算もあるようだが、この手の数字が当たったかどうか検証されたって話は聞かないから、まあ怪しいもんである。景気のいい話だけ聞かされて、実際の効果はそこそこで、企業努力自体を忘れで産業がジリ貧になるとこだって出ると思うけどね。
 よく分からんのだけど、UFJ総研は、主要なファン層である10代半ばから50代半ばの人口の約2割、約1500万人が阪神ファンと想定して試算したそうだけど、そんなにファンがいるのか? いや、前のサッカーのワールドカップの時だって、別にサッカーファンでもなさそうな人もいっぱい熱狂してたみたいだから、にわか阪神ファンってのも増えてるだろうとは思うけれど、それにしても甘く見積もってんじゃないかという気はどうしてもしてしまう。
 飲食費や関連グッズ、優勝セールなどの1848億円の直接需要に、関連産業の活発化による波及効果も計算に入れてるとのことだけれど、「波及」って、どこにどう波及するんだか。
 結構優勝してるのに、全然経営状況が改善されず、毎年身売り話の出るダイエーホークスを見てると、所詮野球チームの優勝に過ぎないし、何かが変わるってわけでもないんじゃない? って気がしてくるんだけれどもねえ。
 一応、18年ぶりの優勝って「怨念」がみんなにあるみたいだから、少しは効果が上がるのかもしれないけれど、そんな気色の悪いモノに頼らないとどうにも経済が上向かない状況だってんなら、やっぱり気分的には憂鬱を感じてしまうのである。

 まあこういう阪神ファンを敵に回すような発言をすること自体、マジで危険なのだろうね。念のためにホントに何のゴマカシもなく言っとくけど、私は巨人ファンでもないよ。熱狂するのはいいけど、どこかに冷静な自分を持ってないと人の命に関わることだってあるって言いたいだけなんだからね。
 でもこの程度の発言も、HNじゃあるけれど、やっぱ匿名でなきゃモノが言えないのである。この国に渦巻いてる情念の凄まじさってのは、ホントに恐ろしいよなあ。


 朝、CS日本映画専門チャンネルで映画『南の島に雪が降る』を見る。ちょうどしげも起きてきたので、一緒に見る形に。名のみ知れど、これも機会がなくて見逃していた一本だった。勝手に白黒映画だと思い込んでいたが海の青と木々の緑も鮮やかな総天然色映画。
 古くは『人情紙風船』から、代表作『七人の侍』や『大番』シリーズで活躍した名優、加東大介が、敗戦の色濃い中、従軍地のマノクワリで兵隊の慰問のために劇団を結成して芝居公演を打った実話をもとに書かれたドキュメンタリーを、自身の主演で映像化したもの。

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09月16日(火)
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