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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■タイトルを付ける元気もね〜や(;´_`;)。
 樋口真嗣監督の次回作が『終戦のローレライ』になるそうな。「モー娘。映画」で実写監督の実績があるとは言え、随分と大作を依頼されたなあという印象で、喜ばしいことである。
 もっとも原作の福井晴敏作品は未読で、どんな内容だかはよく知らないんだが。『亡国のイージス』も途中まで読んで放り出してるからなあ。さっさと日記の更新片付けて、溜まってる本や映画を見なきゃな。
 『ローレライ』の単行本の装丁をやってるのも実は樋口さんなのだが、デザインに凝り過ぎて大きなポカをやっちゃってるのが気になっている。背表紙のタイトル、普通は上の位置にあるのを奇を衒ってか一番下に三行分けにして書いてるんだけど、これ、図書館なんかだとラベルに隠れて見えなくなるんだよね。ラベルを貼る位置は規則で定められてるから、ズラして貼る訳にはいかない。
 まあ、自分が装丁した本が図書館に並ぶ可能性、ケロッと忘れてたんだろうなあ。こういうことしたの、樋口さんが初めてじゃなかったと思うから、出版社の編集者とかおエライさんとか先例を覚えてたら注意してあげときゃよかったのに。図書館によっては、「タイトルが分らないから」その上に「手書きで」タイトル書いたりすることがあるんだぞ。
 ちなみに私は古本屋で『世界ミステリ全集』及び『世界SF全集』を手に入れているのだが、これの背表紙には全部ワープロでタイトルと作家名のシールが“歪んで”貼られている。嗚呼(T∇T)。


 午前中は炎天下でお仕事、そのあとバスと地下鉄を乗り継いで天神のアクロスへ。一応名前だけ代表の自分の劇団の撮影班に駆り出されてるのである。

 演劇集団 P.P.Produceの公演もこれで五回目になるが(番外公演を入れれば六回目)、シロウトながら少しは進歩してるかというと、まあ、あまり進歩はしてないのである。
 劇団のみんな、回数を重ねるのは構いはしないんだけど、いったい何をやりたいんだかが全然見えてこない。いやね、実際、何だって構わないのよ。単純に「いろんな役柄になれるのが嬉しい」とか、「お客さんを笑わせたい」「泣かせたい」とかでもいいし、「スポットライト浴びたいの!」ってだけでもいい。私の好みではないが、ガッチガチの思想劇やって、メッセージを発したいってんでも構わないのだ。「オレたちが芝居やってるのはこのためだ!」ってのがなきゃあなあ。
 それがまあ、毎回面白いくらいに誰かが阿呆なトラブルを起こしてくれるんだよなあ。具体的なことは書けないけど、「何のためにここにいるんだ、芝居作る気ないなら出てけ」と怒鳴りたくなるような、こっちの胃がキリキリ痛むようなマネばかりさらしてくれるもんで、いい加減、こりゃこのまま付き合ってても自分のカラダが持ちゃしねえと思い切って、何回か前から、「やる気のないやつと組んだって仕方ねえ、もうオレは脚本でしか参加はしねえぞ」と宣言してケツをまくったのだ。
 いや、今回は「脚本も自分たちで作れよ」と、最初はそう言ったのである。ところが脚本書こうってやつが全然出て来ない。結局、依頼がこちらに来る。しかもやっぱり何がやりたいか、各人の意見がまとまらないまま、ネタだけがバラバラで提供された。しょうがないから、そのネタを全てぶちこんで、初稿だけは書いた。
 各メンバーの考えたネタを思い付くままに適当に繋げただけのシロモノで、まあ、そのまま舞台にかけられるものでは全然ない。無駄なセリフは多いわ、口調が変わっちまってる部分はあるわ、誰が誰のセリフなんだか、混乱して間違えている部分まである。何より話そのものに整合性がなく、ドラマツルギーを無視している。いつもはそこから推敲して、完成稿に仕上げていくのだが、今回は「あとは自分たちでなんとかせえ」と投げ渡した。少しは自分たちでアタマ使わないと、このままだとトンデモナイものになるぞ、ちゃんと使える脚本に仕立てなおせよと伝えて、手に余るようなら脚本差し戻せ、推敲するからとも言っておいた。
 私はそこで「期待」はしていたのだ。ここまで適当なモノを出しておけば、少しはみんなでアタマを捻ってなんとかするだろうと。

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09月14日(日)
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