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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■アニメの世界は広いんだぞ/『Heaven?―ご苦楽レストラン』6巻(完結/佐々木倫子)
 昨日のチャットでの『トリビア』話の続き。
 「波止場で船を舫う金具のことを何と言うか?(よく小林旭とかが足かけてたやつね)答えは『ボラード』」というやつだが、これは「日頃よく目にするけど意外と名前を知らないもの」ということでなかなか面白いトリビアシリーズになりそうだという話題であった。
 で、私が「カレールーを入れる容器の名前を何と言うか?」ってお題を出してみたのだが、博学なみなさんばかりなのに、意外にも名前を知らない方がおられた。答えは「ソースポット」である。でも、昨日はつい説明し損なったのであるが、ホントのことを言うと、私もその名前を知ったのはつい5、6年前のことだったのである。
 シティボーイズライブ『NOT FOUND』の中の『毛皮男たち』のスケッチで、中村有志が「カレールーの入れ物買いに行くんだけど、アレなんて言ったっけ?」と質問したら、大竹まことが「魔法のランプって言うんじゃないのか?」と答え、陰でいとうせいこうが「こんな人死ねばいいのに」と突っ込むというギャグがあったのである。
 で、結局「魔法のランプ」を何と言うのか芝居の中では答えが語られないまま、どうにも気になって、あっちこっちネットを探して、ようやく「ソースポット」という名前に行きついたのである。
 それまで私は勝手に「ルーカップ」と呼んでいた。ポットよりはカップのほうがイメージに合うよなあ、とは思うが、全くもって芸のない名付け方である。
 チャットで某さんは「『アラジンつぼ』と呼んでました」、とご披露されておられたが、どうせ間違えるなら、これくらいすっ飛んだ間違いをしたいものである。
 ついでだが、子供のころ、私の母方の祖母は、食器の「フォーク」のことを博多弁で「刺すと(刺すもの)」と呼んでいたので、私はてっきり「サスト」という名前の道具だと思いこんでいた。みなさん、こういう思い間違い、勘違いで覚えてたものってありませんか(^_^;)。


 9月8日の大地丙太郎氏の日記に、以下のような記述があった。

> 先日「アニ丼」でも言ったんだけど、機会があってアメリカで始ったばかりのシリーズアニメ「3Dスパーダーマン」を観た。
> すごい!
> 物凄い表現力と技。
> センス溢れる構成、音楽。
> ある意味映画「スパイダーマン」より面白い。すごい。(中略)
> 世界には俺たちシリーズアニメ作ってる者には想像もつかない個性あるテレビアニメーションは数多くあるのだ。
> 日本はアニメ大国だとか言って浮かれてる場合ではないぜ。
> 海外のコンベンションでちやほやされて浮かれている場合ではないない(俺じゃん)。
> アメリカを始めとした海外に市場が広がり「こいつぁいい商売になってきたぜ」などと言って闇雲におんなじようなモンばっかり作っている場合じゃないよもうホントに。完全に負けてるって。
> 落ち込むよ〜。アニメ雑誌見てみ。ま、きれいでかわいいかもしれんが個性ないぜ〜。元気もないぜ〜。どれもこれもみんな同じに見えるしさあ。
> ああ、こういうものやってるんだなあ、俺たち。

> 日本のアニメは確実に明日辺り突然本数が激減して不況が来るのだから、今のうちにもう一度自分の仕事を見つめ直しておかないと。
> 自分が作っているものは本当に面白いのかどうか。
> 自分が楽しみにしているアニメが本当に面白いのかどうか。
 
> という話をすると「いや、日本のアニメは素晴らしいよ……良いのもあるよ」と言われちゃうんだけど、それでももう一度見直してみない? 自分らの発想の貧困さ。

 はるか昔に宮崎駿が「セーラー服の美少女がマシンガン持って撃ちまくるようなアニメばかり作ってちゃダメなんです」とみんなが嫌がるような発言をしてたけれども、10年、20年経っても、日本のテレビアニメの状況は少しも変わっていない。未だに美少女とメカが横行している。それがイカンというわけじゃないが、そればかりと言うのはやっぱり異常なんじゃないか。「いい作品もあるよ」というのはつまり「ダメなやつのほうが圧倒的に多い」ってことだからね。

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09月11日(木)
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