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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■マンガを舐めるな/CD『アヴェ・マリア』(本田美奈子)/『キノの旅Z』(時雨沢恵一)
終日雨。
沖縄の方じゃ梅雨明け宣言されたようだけど、福岡はそんな感じ、全くない。でもそれほど鬱陶しいって感じがしないのは、さほど湿度が上がってないせいかも。
朝の送りの車の中で、しげから、夕べファミレスで食事をしているとき、しげの隣の席にいたカップルの話を聞く。
見た目いかにもバカップルっぽかったそうだが、その会話の内容ってのが、聞くだに恐ろしい。
男「九州って、いろんな県があるよね」
女「うん、北方領土とか」
……もしかして、尖閣諸島と間違えてるのか? でも、あれ「北方」にはないよなあ。けれど、その女は続けてこう言ったそうである。
女「で、北方領土ってなに?」
わかんないのに、それがどうして九州にあると断言できるんだろう(^_^;)。
更に女は、「神様って信じる?」とかいきなり男に聞いたりしてたとか。シュウキョウノヒト? もしそうでないんだったら、純粋に気になってたんだろうねえ。しげもちょっと前まではこんな質問をよく私にぶつけていたものだ。
男は「特に信じないほうだから」とかなんとか返事してたそうだが、特に引いてたとか、笑ってたとかいう様子もなかったらしい。……類友?
でも、極めつけは女の次のセリフである。
「私ね、○○さんが『えいっ』って言ったら、時間が止まると思うの」
……会ってみたいなあ、○○さん。その言葉の感じでは、その○○さん本人が「時間を止められる」などと主張していたわけではないようだ。あくまでその女の「直感」である。自分自身のことならばまだしも、他人についてのことまで、自分の直感をそれほど信じられるというのはすばらしいことだねえ。
それともその○○さん、いかにも「時間を止めそうな」雰囲気を漂わせていたのだろうか。どんな雰囲気だい、「時間を止められそう」っての。普段着でサリーを着て出歩いてるとか、突然「ちょっと待って、今、瞑想の時間になったから」と言ったりとか、アンテナの伸びる腕時計を持ってるとか、そんなんか。
男のほうも、「○○さんなら止められそうだよねえ」とか相槌打ってたらしい。ああ、ホントにその○○さんがどんな人か気になっちゃうぞっ!!
仕事忙しく、昼飯を食う時間もない。
帰りに博多駅で紀伊國屋と、金星堂(CD屋)に寄る。
金星堂に寄ることは滅多にないのだが、目的は本田美奈子のアルバム『アヴェ・マリア』だったりする。いや、『ニュータイプ』の先月号で宣伝されてたんでねえ。アイドル時代の本田美奈子にはそんなに興味関心はなかったんだが、『明日のナージャ』で久しぶりにその歌声聞いて、アイドル時代と全然違っちゃってるソプラノな声質と声量に驚いてしまったのである。曲だけは大好きだぞ、『明日のナージャ』。カラオケではとても歌えんが。
こりゃ新譜も聞いてみたいなあと思っていたのだが、こないだからいくら探しても見つからず、あまり品数出てないのかなあ、とか思っていたのだ。
そんなの、店員さんに聞きゃ簡単なのだが、このトシになると、本田美奈子は照れくさくてさ(少女マンガ買うのは恥ずかしくないのか)。
で、意を決して、店員さんに「あの、この店、ナビは置いてないんですか?」と聞く(やっぱ度胸ない)。
店員さんは当然のごとく、「なにをお探しですか?」と聞き返す。しまったあ! そいつは予測してなかった……。仕方なく、「ホ、本田美奈子の新譜です」と答える。うう、昔の吃音癖が久しぶりに出ちまった。
店員さん、「ああ、クラシックのコーナーにありますよ」。……クラシック!? いや、確かにクラシックをカバーしたと記事にあったので、そこを探すのが当然だったのだが、もう「アイドル歌手」というアタマがあったもので、J‐POPのコーナーばっかり見ていたのだ。そら見つからんわ。
なんと、クラシック部門の売り上げ第1位である。本田美奈子人気、未だ衰えずといったところか。
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06月27日(金)
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