ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491698hit]

■歴代1位?/『グランサー』1巻(長谷川裕一)/『寄生獣 完全版』1・2巻(岩明均)/『アンナさんのおまめ』1巻(鈴木由美子)ほか
 1月26日の日記の続き。
 
 DVD『帰ってきたウルトラマン』5巻。
 前巻ラストの16話『大怪鳥テロチルスの謎』と今巻の17話『怪鳥テロチルス東京大空爆』も前後編。
 『ウルトラマン』のころはほとんどなかった前後編、『帰ってきた』ではやたらとあるが、怪獣が2体以上出る時にはゴージャスな気がしたものの、本作のようにテロチルスしか出ない時には一本の作品を二本に水増ししたような印象がして、あまり嬉しくなかった。
 今話のゲストは当時青春スターのトップを走っていた石橋正次であったが、こいつと彼女の悲恋物語など、怪獣少年の私にはクソ面白くもなんともなかったのである(^o^)。翌昭和47年、『飛び出せ!青春』や『アイアンキング』に石橋さんが出演するようになってファンになり、ようやく心のワダカマリは解けたのであった。
 この2話放送、『帰ってきたウルトラマン大全』では「より高い視聴年齢層の獲得に向けて」のテコ入れであった、とあるが、ドラマを青春路線にシフトするのは大きな勘違いだったと思う。見ていた方は「ああ、高いギャラ取る役者使ってるから2話に水増ししたんだな」なんて思ってたんだから(←つくづくかわいくない小学生である)。
 しかし、テロチルスも2話もかけてウルトラマンと戦ったわりにはあっけなくやられるねえ。空から落ちて死ぬだけって倒され方、どうなんですか。やっぱ怪獣ってのはやられる時もハデにドドゥッ!と倒れて、ババーン!と爆発したりジョワワッ!と溶解したりしてほしいものである。

 第18話『ウルトラセブン参上!』。
 コメンテーター(^o^)市川森一の初参加作。
 うーん、ベムスターのデザインは好きだったんだがなあ。どうもテコ入れ臭さが強くてオハナシとしてはなんかチグハグなところが目立つんだよなあ。
 こういう新参の脚本家入れるとさ、これまでのシリーズとの整合性が崩れることよくあるんだけど、そういう面もあるんだよね。
 冒頭、加藤隊長とマットステーションの梶キャプテン(南廣!)がロスタイムなしで衛星通信を行ってるのには目をつぶろう(^_^;)。これが宇宙怪獣ベムスターにステーションごと食われちゃうんだけど、梶の死ぬカットってのが描かれなくて丸飲みされちゃうから、案外、救出ポッドとかに隠れてて助かるんじゃないかって、見てる方は思うわけよ(宇宙怪獣に食われてるのに助かるかい、というツッコミは意味なし。ちゃんと死んだカットがなきゃ、正義側が助かることはよくあることだ)。でもやっぱりラストまで死んだままだから、どうもドラマに乗り切れない。
 これまでのシリーズで優柔不断にすら見えるくらいに慎重派だった加藤隊長が、親友を殺されたからって錯乱するのも違和感があるし、みっともない。
 でもやっぱり、納得いかないのはウルトラセブンが助けに来るとこだよな。なんでわざわざウルトラセブンが飛んで来なきゃならないのか、脈絡も必然性もないし、唐突な印象がするばかりだ。それに『ウルトラセブン』の最終回が印象に残ってる身にとっては、「おまえ、カラダ治ったんなら、自分が地球守れよ!」とか「わざわざ地球の近くに来たんならアンヌに会ってやれよ!」とか言いたくなっちゃうんである。
 もっとも、このウルトラセブン、声が村越伊知郎だったから(これもクレジットなし)、実は本人じゃなくて、よく似たセブン上司の一人だったのだろう(^o^)。
 しかも、セブンからもらったウルトラブレスレット、新兵器ってほどのもんじゃないしなー。八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュなんて言いたくねえ)使えよスペシウム光線も効かないから光輪もダメってことなんだろうけど、安易な武器の増強はウルトラマンの超人性を低めるだけの話だ。

 19話、20話は簡単に行こう。
 19話『宇宙から来た透明大怪獣』の忍者怪獣サータン、このへんから怪獣のデザインが「なんじゃこりゃ?」ってのが増えてくるんだけど、初期の怪獣をデザインしていた池谷仙克さん、1クール13話で降りてたんだね。こいつのデザイン、初代ゴジラの雛形を作った利光貞三さんなんだけど、なんかどっかの妖怪画で見たことあるんだよなあ。あの、『妖怪大戦争』に出てた「二面女」にも似てるし、どこかに元ネタがあるんじゃないか。

[5]続きを読む

01月27日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る