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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■言語作用としての2ちゃんジャーゴン/『POPEE THE PERFORMER ポピー ザ ぱフォーマー』(増田龍治・増田若子)ほか
写真家・秋山庄太郎氏が16日に死去。享年82。
死因は特に記事中に紹介されてはいないが、林忠彦賞の審査中に倒れたというから、脳溢血かなにかだろう。
私は写真集の類はあまり買わない方で、たいていは企画モノである。
この写真家、と目算をつけて買ってる写真集と言ったら、林忠彦さんにアラーキー、そしてこの秋山さんくらいしかない。もちろん買ったのは女優さんの写真集だったが(〃∇〃)。
女優さんは基本的に「演技してナンボ」であるから、「動」の世界の人である。それを「静」として捉えようというのであるから、考えてみればこんなムチャな話はない。「静」でありながら「動」を感じさせるものを撮らねばならないからだ。
あまりにも有名な秋山さんの原節子を撮ったポートレートだが、実はアレ、あまり出来がいいものではない。原節子の写真集の中で他のものと比較して見れば気がつくことだが、アレはキレイだけれども笑顔が固まっていて、自然な表情ではない。全体を通して見ると、アレだけ浮いているのだ。映画のワンシーンのスチールのほうがよっぽど原節子が生きている。
でもそんなことは秋山さん自身が一番よく知っていたことだったろう。著書の中でも、誰を撮っていても「うまく撮れない」「チャンスを逃した」の繰り返しである。まさしく秋山さんは不可能に挑戦し続けていたのだ。
ちなみに、その「有名な」原節子のポートレート、なんと佐々木倫子のマンガ、『動物のお医者さん』に登場している。
漆原教授が密かに隠し持っていた写真を、ハムテルたちが「教授の昔の恋人?」と勘違いするのだが、真相がわかったあと、教授が「近頃の若いもんは原節子も知らんのか」と激怒するのだ(同感である)。
その写真が秋山さん撮影のものであるということは、前で手を組んだポーズから察せられるのだが、残念なことに佐々木さんは絵がヘタなので、顔が原節子に全然似ていない(^_^;)。
もっとも、どんな絵を描いたところで、「永遠の処女」(映画で結婚する役を何度も演じていたのにこう呼ばれてたってことが、スゴイよなあ)原節子に対する冒涜だって怒る七・八十代のファンは、今もいそうな気はするが。まあ、そういう人たちは『動物のお医者さん』どころかマンガ自体あまり読まないか。
私の体調も全然回復しないが、しげもどうやら風邪を引いたらしい。
と言うか、二、三日前から「気分が悪い」を繰り返していたのだが、今日になってようやく「これは風邪を引いてるのではないか」と気づいた、と言うのだ。
呆れて、「お前、オレにバカって言われて怒るけど、やっぱりバカじゃん」って言ったら、「えへへ」と笑っている。どうやら毒が脳まで回っているらしい。
今日も会議が長引いて、仕事もやたら入れられて、帰りが遅くなる。気分が悪くて私も倒れそうだ。
それでもコンビニに寄って、栄養剤やら胃腸薬やらを買う。
何本も買い込むのは、薬が切れると困るからではなくて、栄養ドリンク一本取ってみても、しげは好みがうるさくて「これは飲みたくない」とかワガママを言うからだ。栄養ドリンクの類は決して安くはない。余り安いやつだと効き目もなさそうなので、つい、一本300円とか400円とか、もちっと高いやつとか、高価なのを混ぜて買ってしまうが、そういうのをまたしげが遠慮もなく飲むんだよな。
で、結果的に余った安いやつが私の分、ということになる。安くても全く効き目がないわけでもなかろう、とさっきと逆の考え方をして飲むが、これがポジティブシンキングというものであろうか(^_^;)。
自暴自棄に近いかもしれんが。
大修館書店『言語』2月号の特集、「遊びたがる言葉」に、ついに「2ちゃんねる」が取り上げられる。
この雑誌、言語学の専門書なんだが、決してかたっくるしい記事ばかりでなく、大衆向けに読みやすい特集をたびたび組んでいて、毎号、実に面白いのだ。どうも全く売れてないらしいのが残念なんだけど。
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01月17日(金)
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