ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491704hit]
■またまた風邪悪化/『別冊宝島Real まれに見るバカ女』/『宇宙をぼくの手の上に』(山本弘)ほか
ネットカフェの話、続く(←マネって言うなよ)。
と言うのも、気がついたら午前サマだったからなんだな。
夜8時に入って、外に出てみたらもう2時。6時間もいたのかよ。それで4千円もしたのか。
考えて見たら、その間、映画を一本見て、私もしげもあとはマンガ読みまくりだったのだから、6時間経ってたってのも当たり前なのである。昨日の日記ではもうメンドクサイので省略したけど、他にも『イリヤッド』とか『ラブひな』とか読んでたんである。……そんなん全部感想書いてる時間なんかねー(^_^;)。
帰宅して、昼まで昼寝。いや、朝寝か。
夜更かしのせいなのか、風邪がぶり返している。やはり油断は禁物だったなあ。
マンガ、手塚治虫『ブラック・ジャック B・J生い立ち編+2/ピノコ誕生編+2』(秋田書店・各880円)。
コンビニで「文庫版未収録作品特別掲載」の文字に惹かれて購入。
でも『人間鳥』も『化身』も、雑誌掲載時に読んじゃいるのだ。両作とも初期作品で、人間を鳥に改造したり、馬の脳を人間に移殖したりと、非現実的でSF色の強い作品だったので、「ヒューマンドラマ」の印象が強くなった単行本には未収録だったのだろう。でも『ブラック・ジャック』ってもともとそういう傾向が強かったんだよな。
オマケのB・J&ピノコのキューブリック人形ってのがエラいチャチ。こんなん付いて何か楽しいんだろうか。海洋堂の作った食玩のB・J、造型が気に入らなかったんだが、これに比べりゃ天と地ほどの差がある。反作用的に海洋堂の株が上がっちゃうなあ。
『別冊宝島Real043 まれに見るバカ女 社民党議員から人権侵害作家、芸なし芸能人まで!』(宝島社・1260円)。
すげえ企画だなあ、こういうのが通るようになったか。
思いっきり女性差別を目的とした本ではないか、とお腹立ちのフェミニストの方もいらっしゃるかもしれないが、いやいやいや、短絡的にお怒りになってはいけませんよ。「出る杭は打たれる」の譬え通り、叩かれるためにはまず「出」なきゃならない。どんなに「芸なし」とさげすまれようが、とりあえず「顔出し」さえしていれば、話題にはなる。話題になればテレビか雑誌か、どこかで使ってもらえる。これもまた「生活の知恵」というやつでありましょう。
さて、今回取り上げられた60人の女性の一人一人についてカンソウを述べる余裕はないので、何人かをピックアップ。とりあえず田嶋陽子や辻元清美ほか政治家関係は省こう。
柳美里の『石に泳ぐ魚』、実は未だに読んでない。
けれども、裁判のヤリトリなどの一部を抜粋して、彼女がいかに「人権侵害作家」であるかを追求した石井政之氏のレポートを読むと、このひたーやっぱし、原告のプライバシーなんか屁とも思っちゃいねーよな、と思っちゃうね。
いや、対象書を未読であることも無視して、ここはもう柳美里を「モデルの女性の人権なんか知ったこっちゃねえ」と思ってるクソ女だと規定してしまおう。「文学かプライバシーか」という問題について考えるなら、その方がスッキリするからだ。
社会常識的に判断すれば、柳美里が原告の女性の身体的障害や出自について何の相談もなく小説化したことは、どう考えたって人倫に反する行為である。
スゲーな、と思ったのが、「顔面の腫瘍は人にさらされているわけだからプライバシーに当たらない」という裁判中の柳美里の主張だ。これをして石井氏は「身勝手な理屈」と怒りを表明しているが、そりゃ当然だわな。
で、「柳美里ってそんなバカなのか」、と判断してしまえばそれで終わりなのだが、ちょっとそこでヒト呼吸置いて考えてみたいのは、この屁理屈、柳さん本人もムチャクチャだとわかってて、ワザと言ってんじゃないかってことなんだね。
私もある件で昔、裁判の証人として立った経験があるので言えることなんだけど、たとえどんなに常識的にはムチャクチャな理屈であろうと、被告の弁護に立つ場合には、ほんのちょっとでも検察側に「弱み」を見せてはならぬ、と弁護士さんからクギを刺されるものなんだよね。
[5]続きを読む
01月13日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る