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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ねくたい綺譚/『恋に唄えば♪』(たむら純子)/『黒蜥蜴』(江戸川乱歩・JET)
WEB現代での唐沢俊一さんのエッセイ、『近くへ行きたい』第12回に、唐沢さんが『ウッチャきナンチャき』に出演した時のレポートが。
しまった、出演してるって事前に知ってたのに、つい見損なってた! と慌てたが、本文を読んでホッと胸をなでおろした。要するに、「結構喋ったんだけど、テレビには映らなかった」らしいんである。映ってたのは「何も喋ってない優香ばかり」とのこと。
脱がない優香には何の興味もないので、だったら見なくても全然惜しくない。考えてみたら、多少シリアスなところがあるとは言え、ウンナンの番組ということは結局はバラエティである。ああいう番組に呼ばれる「文化人」というのは、例えば「北野大」とか「大槻教授」とか、「文化人のクセに意外とトンチンカンなことを言う人」でなければならないのだ。ホントにアタマのいい人で、ヘタに知性的なこと言っちゃうと、バカな視聴者の反感買っちゃうもの。実際の北野大さんは、多分アタマがいい人じゃないかとは思うんだけど、テレビで見る限り私ゃあのヒトのアタマのいい発言なんて聞いたことがない。多分カットされているのだろう。タレントが知性的なことを言うのは許されてるのに、もともと評論家とか大学教授とか「文化人」の肩書きを持ってる人は、決して知性的な話をしてはいけないんである。これも差別の構造だよねえ。
唐沢さんがテレビに映るためには、トンチンカンなことを言ってくれないといけないんじゃないかと思うが、もちろんそんな道化を演じてまでテレビに出たって、唐沢さんにたいしたメリットはなかろう。
それこそ、と学会主催の番組をまるまる作るとかしないと、唐沢さんの見せ場はないだろう。それだけの度胸のあるプロデューサーがテレビ界にいたら面白いのだが。
しげからのクリスマスプレゼント、ネクタイとハンドタオルであった。
なんで二つかというと、私の誕生日とのセットだからだそうである。……あの、結婚記念日のは?(・・;)
これで私が「こんなん要るか!」とネクタイをつけていかなかったりした日には、またしげは泣きじゃくり、ご近所中に聞こえるほどの悲鳴を上げ、すわ人殺しでも起こったかとお隣さんが飛んでくるような事態になりかねない(一度ホントにあったのである)。
自らの恥晒しと、家庭崩壊のいずれを選ぶかと聞かれて、後者を選ぶバカもいまい。私はとうに覚悟はできているのである。と言うわけで、早速、職場に買ってもらったばかりのネクタイを付けていく。
私の家庭の事情を先刻ご承知の方もおられようが、いったい私が何を懸念しているのかご不審の読者の方のためにご説明せねばなるまい。実はしげは私にマトモなネクタイを買ってくれたことなど一度もないのだ。と要っても安物だとかインドかエジプトあたりの妙な文様が描かれてるような珍品と言うわけでもない。その全てが、あるときはドラえもん、あるときはウルトラマンと言った、キャラクターグッズなのである。
……想像していただきたい。私はもう四十になるのである。四十でデブでビンゾコメガネの中年オヤジの首からぶら下がったネクタイには、何人ものドラえもんが微笑んでいるのである。そんな光景、誰が見たいだろうか。そんな悪趣味なヤツは世界広しと言えど、しげただ一人であろう。
そして今回、しげが選んだのは、いつの日かこいつと出会うことになるだろうと覚悟していた究極のキャラ者であった。
そう、西原理恵子も大好きというあの、「ミッフィ(akaうさこちゃん)」である。
職場に着くなり、案の定、若い子から「ミッフィですね」と指を差される。それ以上、何も言わないのはある意味私のことを恐れているのではないか。
いや、あの、私はただ単に恐妻家なだけであって、○○○○でも○○○○でもないんだが。と言っても信用してもらえないか。
多分、また一つ、私に関する黒いウワサが流れたに違いない。……本気で今の職場、移れんかなあ(-_-;)。
有休休暇が余ってたので、半日で帰る。
あとはひたすら寝たので、特に書くことなし。
マンガ、たむら純子『恋に唄えば♪』(角川書店/アスカコミックスDX・588円)。
優香主演の“あの”映画のコミカライズである。
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12月25日(水)
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