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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■頑張れ爆走@/第二回日本オタク大賞/『SとMの世界』1巻(ビーパパス・さいとうちほ)/『井戸の中の悪魔』(篠田真由美・秋月杏子)
 「第二回日本オタク大賞2002」が、以下のように決定。

 大 賞 ………… 株式会社 海洋堂
 赤熊賞 …………『千と千尋の神隠し』DVDソフト
 トップをねらえ!賞 ……『ほしのこえ』
 初夢ジャンボオタク賞 … HGUC RX-78ガンダムGP03デンドロビウム
            …『鉄騎』
 残念賞 …………『手塚治虫ランド』(テーマパーク)
 岡田斗司夫賞 … SFムービーセレクション第3弾『謎の円盤UFO』(食玩)
 唐沢俊一賞 …… ベータマックス
 眠田 直賞 ……『トータリースパイズ!』
 切通理作賞 ……『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』
 氷川竜介賞 …… 雑誌「ネットランナー」付録『中華キャノン』
 鶴岡法斎賞 ……『忍風戦隊ハリケンジャー』のウェンディーヌ
 米沢嘉博賞 ……『神罰』
 児玉さとみ賞 … ジョイまっくす(ニトロプラス広報)
 カンザキカナリ賞 ふたけっと

 毎回、楽しい賞を作ってくれるなあ、と感心する。
 『ほしのこえ』、ウワサによれば結構酷評受けつつの受賞だったそうだが、『トップをねらえ!』賞ってのはまさに皮肉だ岡田斗司夫さんが提唱したのかな。確かにSFネタとして考えた場合、『トップをねらえ!』第5話「お願い!! 愛に時間を!」とかぶってるのはわかるんだが、別にこのネタ、『トップ』の専売特許ってわけじゃなし、そうおちょくらんでもええやん、という気もしてしまうのである。
 もっとも、皮肉と言えば「手塚治虫ランド」の「残念賞」というのも皮肉の利き過ぎだとは思うんだが。一応、資金不足ゆえってことになってるらしいけれど、そんな単純なものじゃないよな。
 手塚治虫を神格視してディズニーと同列かそれ以上に扱おうって人間が結構いたりするものだから、いかにもそんなテーマパークが作れそうな気になったのかもしれないが、率直に言ってそこまで社会的な波及力のある人ではないし、イメージキャラクターとなるような作品も、ディズニーとは比較にならないほどに少ないのだ(既に「手塚治虫」って誰? とその存在を知らない若い人も多い)。アナタ、ヒゲオヤジやアセチレン・ランプの着ぐるみが遊園地の中を闊歩してるの見て、楽しめますかね(^_^;)。ましてや小山内桐人や変身後のトッペイがウロチョロしてたら子供は泣くぞ。もともと「テーマパーク」に向く漫画なんか殆ど描いてない人だってこと、手塚プロの連中も認識しとくべきじゃないか。「アトム」と「レオ」と「サファイア」だけで数々のアトラクションを持たせられるわきゃあないのだ。まだしも『スタジオジブリランド』の方が実現性があろうってものである。「ラピュタ」の崩壊を体感できる巨大なアトラクなんかがあったら、私なら3時間行列してでも入るがな(^o^)。

 それにしても大賞が「海洋堂」とはねえ。
 掲示板にも書いたことだが、確かに素晴らしいディテールのジオラマを食玩で展開したことを評価するに吝かではないのだが、「こんなん作ってどうするよ」というものも結構あるのだ。「鉄人28号」目的で買った「タイムスリップグリコ」だが、それを当てるためにムダにしちゃったものの中には、「牛乳配達のオート三輪」とか「学校給食」とか「旋風機」とかもあるのである。脱脂粉乳のミニフィギュアとか、作ってる方も虚しい気分にならんかなあ。どっちかというと、海洋堂製作の食玩の、ベストテンを作ってその最高傑作に大賞を挙げてほしかったなあ。細か過ぎるか。
 ちなみに、私が思う今年の海洋堂食玩ベスト3は、『銀河鉄道999』「鉄郎のかーちゃん(死に際の表情がいい……ってヘンタイか)」、『タイムスリップグリコ・鉄人28号』「正太郎くんと大塚署長(初期バージョンの正太郎くんの顔が最高!)」、『ゴジラ名鑑』「モスラ対ゴジラ(モスラ浮いてるし)」ってところだろうか。もちろん名作アニメシリーズや妖怪根付、手塚治虫も外せないんだけれどね。

 けれど、このラインナップを見て、「アレが入ってない」「アレが全く言及されてないのはなぜだ」って感想を抱く人も多いんじゃなかろうか。

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12月06日(金)
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