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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■爆走C/九響コンサート/『笑いを作る 上方芸能笑いの放送史』(澤田隆治)
どこで聞いたかは事情があって言えないが、「九州交響楽団」のコンサートを聞く。初心者向けの催しなので、有名曲ばかり。若い人にクラシックへの興味を持ってもらおう、ということなんだろう。知ってることには反応するけど知らないことにはアタマを働かせようとしないって単純な人多いし。でもそんなやつらに興味持ってもらっても音楽を志すまでにはいかないと思うけどな。
MCは地元テレビのアナウンサーが務めてるけど、これが解説にもならない駄弁りばかり。ディズニーアニメ『ピノキオ』の主題曲『星に願いを』を紹介するときに言ってほしくないなあ、と思ってた「子供に夢を与える」もやっぱり言っちゃったし。私コドモのころからディズニーに夢を与えられたことなんてないから、どうしてこんなに人が「夢」にすがるのかわかんねーっす。
もうちょっと曲に興味持てる話してくれないものか。
ラインナップはほかは『パッヘルベルのカノン』とか『ツィゴイネルワイゼン』とか『ハンガリアン舞曲(何番か忘れた)』とか『ツィゴイネルワイゼン』とか『千と千尋の神隠し』とか『アイネ・クライネ・マハトムジーク』とか、なんか人をバカにしてないかってくらいの有名どころ。でも聴衆はこんな有名曲でも「しらな〜い』って言っちゃうくらい、音楽とは縁もユカリもない人たちだからこれでいいのかも。ホントか?
ほかにも何曲かやってたけど、寝てたからよくわからん(^_^;)。
しげとの口ゲンカ、昨日から続く。
いい加減飽きてんだけど、こんなことでもしないとしげとはコミュニケーションが取りにくいのである。こういうときに年齢差夫婦ってのを感じるなあ。
深夜テレビの藤井隆の番組に『カレーライスの女』に続いて『津軽海峡の女』をリリースしているソニンという女の子が出ている。ヘンな名前だなあ、と思ったら韓国の人なんだね。実は曲は全く聞いたことなかったんだが、タイトルだけは知っててちょっと興味を持っていた。裸エプロンだったり胸開け衣装だったり、売り方も妙なんだが、意外とこういうの受けてんじゃないかな。なんとなくコメディもできそうな感じがするのでちゃんと育てりゃ伸びるようにも思うが、果たしてブレイクするやいなや。
澤田隆治『笑いを作る 上方芸能笑いの放送史』(NHKライブラリー・914円)。
『人間大学』の講義をまとめたものだが、どうにも中身が薄い。
いや、関西の芸人さんたちの動きを随分押さえてくれてはいるのだが、文庫じゃもともと量的にその概略しか語れないってこと。特に「ギャグ」の紹介がないので、なぜダイマル・ラケットが稀有の漫才師だったか、なんてこともイマイチ伝わって来ないのである。「いうてみてみィ」「きいてみてみィ」だけ書かれても、なんのことかわかんないでしょ。ダイラケにはなんとか間にあってるから私はピンとくるけど、関西芸の放送の少ない関東人は、自分たちの笑い芸が絶対だと思っちゃいないか。両方を見て育ってきた私にしてみれば、ベクトルが違うだけで、関東、関西どちらが上ってことはないんだけど(例えば志ん朝・談志と、米朝・枝雀のどっちが上かなんて論争、無意味でしょ?)。
こうなると何だかんだ言って、小林信彦が「ギャグの筆録」という形で喜劇史を書いてきたことの偉大さが解るというものである。
でも初心者向けにはいいかな、この本。
11月14日(木)
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