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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■爆走B/『若者の法則』(香山リカ)/DVD『刑事コロンボ さらば提督/ルーサン警部の犯罪』
 朝、しげ、寝腐って全く返事をせず。
 「今日は遅くなるかもよ」と声をかけるが起きない。
 職場から夕方になって連絡を入れるが携帯も繋がらない。
 結局、またしげを駐車場で待たせるハメになったが、文句をつけてきたしげに怒り返す。なんかもー、いちいちメモでも置いていってやらないとイカンかなあ。でも突然遅くなることもあるからなあ。
 「なんでしょっちゅう怒るんだよ。お前が腹空かしてるときなんか、オレの方は弁当買い置きしてやったりしてるのに。そういうのどう思ってんだよ」
 「……ラッキー?」
 この人でなしめ。

 晩飯はハンバーガーと、昨日買った弁当の残り。米がカチンカチンになってて電子レンジにかけてもやわらっこくならない。侘しいなあ。
 アニメ『ヒカルの碁』、佐為と塔矢行洋戦の直後の話。いよいよクライマックス近し……でも作画はイマイチだった。


 香山リカ『若者の法則』(岩波新書)
 「いまどきの若者」の言動を、6つの「若者の法則」に従って解説。

 1「確かな自分をつかみたい」の法則
 2「どこかでだれかとつながりたい」の法則
 3「まず見かけや形で示してほしい」の法則
 4「関係ないことまでかまっちゃいられない」の法則
 5「似たものどうしでなごみたい」の法則
 6「いつかはリスペクトしたい、されたい」の法則

 心理分析にしてはちょっと薄っぺらい印象。「確かな自分をつかみたい」どころか、「何も考えたくない」って若者も急増してると思うが。不況とか言ってるわれにフリーターでそれなりに食っていけてる人多いからなあ。
 一つ一つのエッセイも、なんか歯切れが悪い。結局出て来た結論が「若者ってわかんない」って結論出すんだったら、これ、ただの「症例集」にしかならないじゃないの。


 DVD『刑事コロンボ さらば提督/ルーサン警部の犯罪』。
 異色作二本。『提督』のほうはどこが異色かトリックに関わるので言えないのだが、本放送当時、テレビ欄でしっかりそのトリックをバラしていた。すごく腹たてたこと覚えてるなあ。未見の人でこのトリックに引っかからない人がいたらお目にかかりたい。監督はピーター・フォークの盟友、バトリック・マッグーハン。本来これが最終回になるはずだったエピソードである。カミさんに会いにボートで一人海に出る(なぜ?)コロンボの背中が寂しい。
 この回にもアホな誤訳を一つ発見。「サージャント刑事」って、「サージャント」は人の名前じゃなくて「巡査長」って階級だ(軍隊だと「軍曹」ね)。いつもはこんな誤訳してないのに、なにをトチ狂ったかな。新録の部分なんで、額田やえ子さんじゃないと思うけど記載がないので誰の失敗か分らん。
 『ルーサン警部』はウィリアム・シャトナーが大根役者を演じるというシャレにならないほどリアルな話。よく引き受けたなシャトナー。声がまた山城新伍なものだからその大根ぶりは日本語版でも際立っている。ある意味名作と言えるかな。
11月13日(水)
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