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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■妻にはナイショ(^_^;)/映画『OUT』/『プリティフェイス』1巻(叶恭弘)ほか
朝っぱらからネットの散策。いかにも文化の日らしい朝である。
しげ、寝床から起きて来た途端、いきなり「○○(私の本名である)のばかあ!」と言って絡んでくる。
どうしたのかと聞いたら、私が浮気した夢を見たそうな。
「しかも○○までしたんよ!」
なんだその伏字は、ハッキリ言ってみろ。自慢じゃないが、結婚する前も後もそんな楽しい目にあったことはないぞ(マジで自慢にならんな)。全く、どうしてこいつは自分の見た夢のことで私を責めるかなあ。
「だって、アンタがそんな気起こしてるから、夢にも見るんやん」
ムチャクチャなリクツである。
だったら、私がゴジラのことを考えたらゴジラの夢を見るのか。いっぺんバナナワニ園というところに行ってみたいと思ったらそこに出かける夢を見るのか。「スーパーカリフラジリスティックイクスピアリドーシャス」と言ったら夢の中で舌を噛むのか。
……でも実はしげのことを責められないのだなあ。
なんと今朝、私はホントに夢の中で浮気をしていたからである。
もっとも、浮気とは言っても、相手は昔の同級生である(という設定だが目覚めて思い返したら全然知らない顔であった。ちょっと若いころの三井ゆりに似てたか)。久しぶりに会ったのでデートでもしよう、と街を歩いていて、ふと振り返ると、しげが電信柱の陰からジッとこちらを睨み付けているのであった(^o^)。えいくそ、そんなに自分の夫のことが信じられないならいっそのこと、○○○○○○○○○○○○○○○○○、というところで目が覚めてしまった。うーん、惜しい(^_^;)。
まあ、そんだけの夢なんだけど、シンクロニシティというか、なんともビックリな附合である。あいつにも「女のカン」があったのだなあ。
もちろん、そんな夢見たとはオクビにも出さなかったが、この日記読んだらまたしげに責められそうだな。
というわけで、今書いたことは全部ウソです。浮気の夢なんて見てませんってば。いやホント(^o^)。
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを
うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものは頼みそめてき
もちろん思う相手は妻ですよ♪
公開2週間だというのに、もう半日上映しかしてない『OUT』をキャナルシティまで見に行く。
桐野夏生の原作は未読、純粋に物語の設定のみに興味を持って見たいなあ、と思っていたのだが、いざ見終わってみたら、ちょっと考えこんでしまった。
いや、悪い映画ではないのだ。ただ、この映画面白いから見て御覧、と奨めるにはよほど人を選ばねばならんよなあ、と思うのである。
まずこの映画を「なに映画」と言って紹介するか。ここから実は苦しんでしまう。ミステリー、あるいは犯罪モノ……それはそうなのだが、どうもしっくり来ない。平凡な主婦たちがほんのちょっとしたきっかけから「死体」を「処分」する仕事を請け負って行く羽目になる。その発想は面白いのだが、もしこれがミステリーとしての面白さを追及するならば、そこに何らかの知的トリックをしかけねばならないはずである。
ところが主婦たちは単純に「死体をバラバラにして遺棄する」というごくありふれた方法しか発想しない。これじゃすぐに足がついちゃうし、仲間が4人もいれば誰かがドジを踏むだろうということも簡単に想像がつく。そいつがどいつかってのもキャストを見ればバレバレである(^_^;)。
ならば、そのアホンダラを抱えつつも、窮地をいかに回避するか、という点にドラマが展開するかというとそうもならない。犯行がバレそうになった主婦連は、ある者は自首し、ある者は逃亡するだけなんである。
……となると、これは「知的好奇心」を満足させてくれるドラマではないのだなあ、と判断せざるを得ない。主人公たちは平凡な人々だし、事件に巻き込まれたのだって不可効力みたいなものだし、状況をいかに回避するかってことにもたいして頭使わないし……ということはこれ、「ドタバタ」なんだな(~_~;)。
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11月03日(日)
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