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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■『ハリポタ』ホントに面白いか?/『呪いのB級マンガ 〜[好美のぼる]の世界〜』(唐沢俊一&ソルボンヌK子監修)
 職場で若い子から、「今日は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の発売日ですよ」と教えられる。イカンイカン、すっかり忘れていた。積読にしちゃいるが、一応全部初版で買っちゃいるので、買い忘れないでいようと思ってはいたのだ。
 それで仕事帰りに「本屋に連れてってくれ」としげに頼んだら、「おれはアンタのパシリじゃない」と文句を垂れられる。つい、二、三日前も、私が車の中で鼻歌を歌ってたら、「俺が運転してるのになんでアンタが楽しそうにしてるんだよ」と因縁つけられたが、何をそんなにイラついてるんだろうか。どうやら仕事がメチャクチャ忙しいらしい。かと言ってヤツアタリされても迷惑だ。
 「四の五の言わずに連れてけこのアマ」と、チョイと鼻に指突っ込んで、奥歯ガタガタ言わせてやってドテっぱらに穴ぁ空けてカツブシを突っ込んで言うことを聞かせる。

 博多駅バスセンターの紀伊國屋書店、『ハリー・ポッター』がそこら中に山積。昼間、天神を回って買い物をしたというしげの話によると、「天神コア」あたりでは、一階フロアで叩き売りまでしてたそうである。バナナか。口上の一つでも聞いてみたいものだ。
 そこまで売れてるというのは(売ろうとしているのは)、やはりどこか異常に思える。近来にないベストセラーになっちゃった理由がどうも判然としないのだが、逆に理由なんてたいしてないのかもしれないとも思う。読書が日常の習慣となっている身にしてみれば、『ハリー・ポッター』もたくさんの本の中の一冊に過ぎないのだが、そうでない人にとってはやっぱり面白いんだろう。トバし読みしかしてないんでよくわからんけど(^_^;)。
 でもなあ、あまり若い人がこういうのばかり読んでるのもどうかと思うんだけどなあ。例えば受験生の場合、特に弊害があると思うけどね。読書感想文とか、みんな『ハリポタ』だと、点数はどうしても辛くなるだろうし。面接試験とか、「最近、何か読みました? あなたも『ハリポタ』? ふ〜ん、そうですか。じゃあ、お次の方」ってなもんで、あっさり落とされちゃうかも。
 けれど、今はどこの古本屋に行っても全くその姿を見ない『ハリポタ』シリーズだけれど、3年後にはひと棚全部『ハリポタ』で埋まることになりそうだよな。どうせ「本なんか読まなくても生きていける」とか考えてるど畜生どもがベストセラーだってんで、仕方なく買って読んでるのが殆どだろうからな。そう考えると、これだけ「売れてる」ことが本自身にとってはかわいそうなことのようにも思えてくるのである。

 もう一冊、近所の本屋には全く置いてなくて苦労した唐沢俊一監修『呪いのB級マンガ』もゲット。新刊だってのに平積みされてなくて、棚に2冊しかなかった。紀伊國屋は、唐沢さんの新刊には比較的好意的で、新刊休刊を問わず常時サブカルコーナーに平積みされてるのだが、この本だけは別扱い。ご本人の著作も面白いのだけれど、こういうプロデュース本も唐沢さんの真価が発揮されてると思うので、もっと読まれたらいいと思うんだけどなあ。澁澤龍彦本もあまり売れてなさそうだし。


 晩飯はロッテリアでチキン。
 しげがイライラしてたのは、やっぱり昼間なにやら車のグッズを買ってて寝てなかったせいらしい。帰宅すると、夜仕事に出るまで3時間ほど寝るが、日頃は寝つきの悪いしげがバタンキューである。ああ、ホントにそんなに疲れてるんだったら、ドテっぱらに突っ込むの、カツブシじゃなくて明太子くらいにしといてやればよかった(なんのこっちゃ)。


 先日からLOTTEの『銀河鉄道999』フィギュアを集めているのだが、海洋堂の香川雅彦原型制作なだけはあって、シチュエーションがスバラシイ。今日はようやく一番欲しかった鉄郎の母ちゃん(星野加奈江)をゲット。これが雪の中、機械伯爵に撃ち殺された瞬間の苦悶の表情をフィギュアにしているという通好みというよりは子供向けに何を作るっとんじゃ(^_^;)、という物である。もちろん私はこういうのが大好きだ(まあ、えっち)。
 まだ鉄郎と車掌さんを揃えてないけど、もうこれで充分。好きなのが手に入れば、あまりコンプリートには拘らないのである。



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10月23日(水)
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