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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■愛の賛歌(^o^)/『金色のガッシュ』7巻(雷句誠)/『焼きたて!! ジャぱん』4巻(橋口たかし)/『眠狂四郎』5巻(柳川喜弘)
21日の日記の続き。『華麗なるロック・ホーム』映像化の歴史。
恐らく、『バンバイヤ』以降、ロックの映像出演はしばらく途絶える。『アラバスター』、『ダスト8』、『火の鳥・未来編』、『ブルンガ一世』、『インセクター』といったロック出演作が全くと言っていいほど、映像化されなかったせいだが(暗い作品ばかりだしね)、『ジェッターマルス』や『ふしぎなメルモ』あたりにチョイ役出演してはいないだろうか。さすがにそこまでビデオを揃えていないので確認ができない。
ロックが思わぬ姿で復活するのは、あの悪名高き24時間テレビのおかげである(^o^)。
ここいらで私の記憶もなんとかハッキリしてくるのだが、24時間テレビ第2作『海底超特急マリンエクスプレス』(1979)でのロックが、映像における初主演作であろう。
相変わらずただの二枚目で、ピンチになったら情けなく嘆いたりして、ロックらしさはあまりないのだが、ムー大陸の女王であるサファイヤと恋をするのは『リボンの騎士』の再現でファンには嬉しいシチュエーションであった。「放映当日まで手塚治虫が絵コンテを切っていた」というマコトシヤカな風説でも有名な作品である(^o^)。ロックの声は武岡淳一。
映画の初出演作は『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』(1980)。
主役のゴドーから恋人を奪い、火の鳥を捕らえて永遠の生命を得ようとする悪辣な科学者を演じて、これこそロック、という感じの名演なのだが、残念なことに名前はロックであっても、髪型が変えられてあの巻き毛が消えてしまった。ザンギリ頭のロックってロックじゃねーよ(`‐´≠)凸。
サングラスを掛けてるところにかろうじてロックの名残りがある。声は池田秀一。個人的には一番ロックらしさを表現していたと思う。ベストワンに推すなら、映画の出来は置いといて(^o^)、この池田版ロックが一番だと思う。
ちょうど池田さんも声優として引っ張りだこになって、ノリにノッてた頃である。
同年、やはり24時間テレビの『フゥムーン』(名作『来るべき世界』のアニメ化なのになあ……)に出演。ちょっと細面にデザインされていて、キャラクター的にもたいして個性を発揮しないロックだったが、声が『2772』でゴドーを演じた塩沢兼人だったので、手塚さんに気に入られて起用されたのかも。
更に同年、無謀にも『Dr.スランプ アラレちゃん』の裏番組にぶつけて半年で惨敗したカラー版『鉄腕アトム』に出演。
第10話『白い惑星号』、これは未見なのだが、原作通りならロックがやはり星野光一役で出演しているはずである。もっともキャラデザイン変えられてる可能性は大だけれども。演じているのは『マリンエクスプレス』と同じく武岡淳一。私の調べた限りでは唯一ロックを二度演じている声優さんである。ヒゲオヤジの富田耕生(あるいは熊倉一雄)ほどのフィックスはロックの場合はないのだな。
第27話の『ブラック・ジャックの大作戦』は原作にないオリジナルエピソードで、タイムパトロールでアトムやブラックジャックを連れて時間犯罪者を捕まえる役だったような(細かいところは忘れた)。サファイアとの三度目の共演だけれど、つまんなかったという印象しか残ってない。演じたのは水島裕で、えらく声が上ずってた記憶がある。
ほかにもこのリメイク版ではチョイ役出演してる回があるらしい。
オリジナルビデオアニメ、『ブラック・ジャック』第3話『サンメリーダのふくろう』(1996)にレスリー役で出演。
巻き髪でかろうじてこれはロックだ、とわかるが、何しろキャラクターデザインが杉野昭夫である。『エースをねらえ!』風のロックって、まあお耽美がお好きな方ならともかく、古いファンにはちと気持ちが悪い。いや、確かにロックには耽美的要素もあるんだけど、あくまで大正・昭和初期の浪漫画の流れにあるんで、鋭角的な線は違うのだ。それはブラック・ジャックのキャラについても言えるんだけどさ。
しかも声が古谷徹って、違うでしょ、熱血は(-_-;)。シャアとアムロの二人が揃ってロックを演じてるってのは面白いけどね。……あ、マ・クベもか。
映画としてはイマイチだったけれど、原作にいないのに大抜擢されたのが2001年の『メトロポリス』。
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10月22日(火)
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