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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■魔性の女/DVD『プカドン交響楽』/『藤子不二雄論』(米沢嘉博)ほか
朝方、突然、穂稀嬢が訪問。
と言っても当然しげに呼ばれて来たのだが、これまで劇団で上演して来た台本をHPにアップするための打ち込みに来たのだとか。
「別にハカセ呼ばなくても、自分でやればいいじゃん」としげに言ったが、穂稀嬢、「私がやった方が速いからなんですよ」とのこと。
なるほど、確かに穂稀嬢のタイピング、しげの2倍は早い。
けれど、穂稀嬢の雑談もしげの2倍はうるさい(^_^;)。
イヤな男とどうやったら別れられるかとか、その手のどーでもいー話題を振られると私は途端にサドになるので、プライバシー無視で突っ込みまくる。
「前の別れた彼氏ってですね、私が映画館だと息苦しくて堪えられないって言ってるのにぃ、ムリヤリ連れてくんですよぉ」
「男にしてみれば、好きな彼女と一緒に映画見たいって願望、あるんじゃないの? それくらい許してやりゃいいじゃん。で、何を見に行ったの?」
「『千と千尋の神隠し』」
「……あ〜、そりゃヤな男だ。自ら『私を振ってください』って言ってるようなもんだな」
「仕方なく付き合ってあげたんですけどぉ、やっぱり気分が悪くなったら『俺と一緒はそんなにイヤか』って逆ギレされたんでぇ、別れ話切り出したらまたキレてぇ……」
「思い込みの激しい男っているからな。そんな子供みたいな奴じゃ、未練がましくてなかなか別れてくれなかったろ」
「練習中に呼び出されて、暴力振るわれたんですよぉ。それでもうこんなやつど〜でもい〜なって思って」
「別れてよかったじゃん。でも、穂稀さん、男見る目ないんじゃない? そんなガキじゃなくて、もっとオトナな男を相手にしてりゃよかったのに」
「その前の彼氏はずっと年上だったんですよぉ」
「じゃあ、なんで別れたの」
「だって、○○○○○○○○ですもの」
「……あほかあ!」
そういやそんなこと前にも言ってたっけ。ほかにも穂稀嬢、ここには書けないようなムチャクチャなことを言いまくる(^_^;)。アンタそりゃ、自分からトラブル呼びこんでるって。男に弄んで下さいって自ら言ってるようなもんだ。
話を聞いてると笑えるのだが、その間、穂稀嬢の手は止まったままである。
しかもこいつ、台本の漢字が読めなくてやたら引っかかる。
「おまえ、学校で漢字ぐらい習わなかったのかよ」
「成績はよかったんですよぉ」
「ウソだろ? 全然漢字知らないじゃん」
「そんなの、センセーのところに行って、『センセ〜、成績お願い♪』って息吹きかけてあげれば一発ですよぉ」
一発って何が一発なんだよ。こいつホンマモンの外道だな。
しかしこんなのに落とされる教師もいるってかよ。情けないと言うかだらしないというか世も末っつーか。
タイピングがいくら速くても、お喋りでスピードが相殺されて、しげとたいして変わらん進行状況(-_-;)。ったく、何しに来たんだオマエ。
そんなこんなで、しげと穂稀嬢と二人で2台のパソコンを占領されてしまったので、パソコンが全く使えない。盆休みの間こそ、日記を更新しようと思ったのになあ。
結局私は二人のメシスタント。
エビチリ玉を作ってやるが、穂稀嬢の食事のスピードがまたえらく遅い。何でも一食にいつも1時間以上かけないと食べられない難儀な体質らしい。そんなのに付き合うのってめんどくさいだけって気がするが、そこが可愛いと勘違いするバカ男も世の中にはいるんだろうなあ。
エビチリ玉、しげには好評だったらしく、一人だけオカワリする。予想してたので一人分余計に作っておいたのだ。しげ、それもペロリと平らげ、更に3杯目を要求する。「もうないの?」
「材料はあるけど、カニ玉だよ?」
目を輝かせて頷くしげ。
仕方なく、穂稀嬢を送って出て行っている間にかに玉メシを作る。これも好評でしげ、ペロリと食う。けど片づけや食器洗いは全くしないのだ。
ああ、私も外道に引っかかったクチか(-_-;)。
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08月14日(水)
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