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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■乱れる話いろいろ/『ぴたテン』1・2巻(コゲどんぼ)/『桃色サバス』1巻(中津賢也)
 島根でのSF大会、どうやら無事に終わったようである。
 DAICONFILMが話題になっていたころからSF大会には興味があったし、これまでにも何度となく参加する機会はなくもなかったのだが、学生時代はともかくカネがなくて、参加は夢のまた夢であった。
 当時、学生で参加してた人も多かったようだが、みんなそんなに金持ちなのか? と不可解に感じていたものだったが、あとになって判明したところによると、ホントにみんな金持ちなのであった。いいなあ、いいとこのボンボンは。
 じゃあ、オトナになって就職して、いよいよ行けるようになったかと言うと、今度はヒマがない。病気でしょっちゅう仕事を休んでるくせに、と言われそうだが、趣味を優先させてまで仕事を休むってのはそんなに簡単にできることではないのよ。あ、意外と私も常識人か?(^.^)
 しげも行きたがってはいたのだが、ともかく完全宿泊というのがイタイ。
 ともかく回りは見知らぬ人ばかりである。人見知りの激しいしげにとってみれば牢獄にぶち込まれるようなものであろう。私やAIQのみなさんが一緒にいられるのは昼間だけで、夜は別々である。どんなに外見上女っぽく見えなくても(こう書くとしげが男のように見えるのかと誤解されそうだが、しげの名誉のために補足しておくと、しげはオトナには見えないのである。……誉めてないか)、生物学的に女である以上、しげはたった一人、女部屋に宿泊せざるを得ないのだ。いっそのこと、こっそりしげを男ということにして、一緒に泊まろうかとも画策したのだが、私やしげは平気でも、さすがに周りのみなさまがどうにも困ってしまうであろう。
 それやこれやで、結局毎年、参加を断念している。
 「SF大会、経営ジリ貧!」なんてウワサを聞くに連れ、まがりなりにもSFファンの端っこにはいるんじゃないかと思ってる身にしてみれば、多少ボラれてもいいから協力してさしあげたいなあ、と思っていたのだが、結局未だに参加を果たしていない。
 こうなるとなんかもー、一生参加できないかもなあ。
 唐沢俊一さんご夫妻やエロの冒険者さんの日記等を拝見すると、今回の大会、旅館の待遇にいろいろと問題があったらしい。田舎の旅館なんてのは、ご当地が一番と思いこんでるから、料理も接待も実はいい加減というところが多い。そういうのにはしげは敏感に反応してしまうから、参加しなくて正解だったのかもしれない。


 今日もしげは迎えに来ない。
 電話を入れても全く応答がないからやっぱり爆睡しているのであろう。
 仕方なくタクシーを拾って帰る。
 コンビニに寄って、少年ジャンプを立ち読み。と言っても『ヒカルの碁』しか読んでない。
 何と巻頭カラー、ということは佐為がいなくなってもまだ人気は落ちてないってことなのかな。伊角さんが桑原本因坊とタメ張れるところまで来ているけれども、これも人気故の措置か。初登場の目立たなさを思うと、これも意外な展開だ。
 再連載が始まって、そろそろ山になるような出来事を起こさないといけないんじゃないかと思う反面、あまりムリヤリな展開にはしてほしくないとの思いもある。あと10巻くらいは続けてほしいと思ってるんだが、ヒカルたちがちゃんと一年一年トシを取ってることを考えると、少年マンガとしてはそのあたりが限界だろう。あるいは、その後はヤングジャンプに移籍して『ヒカルの碁 青春編』みたいにしちゃうというアクロバットな手もありはするが。
 でも、そこまでしちゃうと、さすがについてくるファンも激減すると思うが、どうか。


 しげに突然、
 「アンタ、今朝、腕が痛くなかった?」
 と聞かれる。
 「別に? なんで?」
 と答えると、
 「なら、いい」
 といかにも隠しごとをしているような返事。
 「なんか隠してるな、言えよ、なにしたんだよ」
 と問い詰めると、困ったような顔をして、白状する。
 「昨日、仕事から帰ってきたとき、寝てるアンタの腕踏んだんだよ」
 「あ、ひでえ」
 「覚えとらんと? 返事したよ、アンタ」
 「……覚えてないなあ、なんて言った?」
 「覚えてないけど、なんか返事した『痛い』とかなんとか」

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07月16日(火)
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