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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■荒む心、続く/DVD『マジンカイザー』5巻/『忍者飛翔 雪の章』(和田慎二)ほか
 梅雨続く。

 久しぶりの劇団の練習だが、台本の打ち合わせだというのに、集まったのが私としげ、よしひと嬢、つぶらや君、穂稀嬢の3人。
 練習自体には参加できなくても、台本のアイデアは出すようにという連絡はしげはちゃんとしている。要するにみんな、やる気自体がないのだ。「やる気はあるけどアイデアがないだけ」という言い訳は却下。マトモに演劇やってるやつはそんな言い訳自体しない。
 次の公演のスタートが最初からこれでは初めから気力が萎えてしまうが、しげもいい加減で腹を立てているらしい。
 「1回連絡はしたんだから、返事がなくってもいちいち確認取ってあげたりしない。そういうのもうやんなっちゃった」と牧伸二みたいなことを言う。
 それはこちらもそういう気分ではある。この日記のアドレスはメンバーには教えてあるし、読んで反応することはできるはずだが、今まで芝居に関していろいろ文句を書き連ねても、全くと言っていいほど反応があったためしがない。かと言って、読んでるかどうかなんて確認は私だっていちいちしない。
 演劇が好きでもない人間と一緒に芝居を作れるほど、私には気力も体力もありはしないのだ。演劇は一人ではできない(できる場合もあるがそれはそれとして)。かと言って、やりたくもない人間をムリに集めて芝居を作ったところで所詮それは一人相撲だ。脚本を書くことをやめるつもりはないし、そのために個人ホームページを開きたいと考えてはいる。そうしながらいつも自問自答している。
 私は芝居を通じて誰に何を語りかけているのか。
 それは何かの実体を伴うものなのかどうか。
 答えに届きそうで、それを掴まえようとするとスルリと掌から逃げて行くのだけれども、この夏、1、2本の脚本は上げたいと考えている。
 どうやらその程度の時間は取れそうな感じなので。

 とりあえず集まった面子で、企画だけは立てる。詳しい内容はまだ発表段階ではないのでおいおい。
 そのあと、博多駅によしひと嬢を見送りがてら、紀伊國屋など回る。
 紀伊國屋のDVDコーナーに、黒澤明の東宝映画DVDボックス全3巻23作品の発売予告のポスターが貼ってあるのに気づいて、私もよしひと嬢も息を飲む。
 ずっと以前によしひと嬢にむりやり『隠し砦の三悪人』と『蜘蛛巣城』を見せて以来、彼女は黒澤明と三船敏郎のファンである。『雨あがる』を「抜け殻」と評するくらいに入れこんでいるので、当然このDVDボックスはほしいのだろう。ポスターを食いいるように眺め、やや上ずりながら呟く。
 「単品で買えるなら……ああ、でも半分以上欲しいのばっかり」
 私が「オレは買うぞ」と言おうとした瞬間、しげが何かを察したかのように「買わんよ」と言い出す。
 「どうして」
 「だって、ひとつ4万円近くするんだよ。3巻で12万? ハッ!」
 「別に一気に12万使うわけじゃないじゃん」
 それに、紀伊國屋は10%引きで売ってくれるから、3万6000円。ポイントカードの割引で更に2千円引き。10万ちょっとで買えるのである。映画ファンでこれを買わずにいられるものか。
 けどそうなるってえと、やっぱりどこかで切り詰めないとなあ。
 これでもビデオのエアチェックは控えるようにしているし、服は新しく買わないし、それなりに使うおカネを切り詰めちゃいるんだが。
 と言いつつ、よしひと嬢を見送った後、またすし大臣で食事。そうだよ、食事代がかかってるんだってば。けれど、ウチの場合、外食したほうがまだ安上がりだということが最近になってわかった。料理を二日分ほど作りおきしておくと、その日のうちにしげが食い尽くしてしまうのである。曰く、「次の日になって温めなおすと美味しくないんだもん」。
 これで人に無駄遣いをするなと言える根性が腐ってるのである。

 その後、しげと二人でこれも久しぶりのカラオケ。
 二人だけだと、今まで歌えなかった歌にも挑戦できる。私の場合はたいてい女性ボーカル曲だが(だってみんなの前ではどうしても熱唱曲ばかりになるんだもん)。あ、もちろんアニソン以外は歌いません(^o^)。

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06月30日(日)
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