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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■さらばウルトラマン/『よろずお直し業』(草上仁)/『クロノアイズ』5巻(長谷川裕一)ほか
 『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の怪獣デザインで知られる成田亨氏が、26日午前9時半、多発性脳梗塞のため死去。享年72歳。
 ……もう、そんなお歳だったのだなあ。
 「ウルトラマン」という伝説を作ったのは脚本家の金城哲夫さんだったとしても、昭和40年代、子供だった私たちに「目に見える形」、即ちデザインとしてのヒーロー、怪獣のイメージを一変させる作品を生み出していったのが成田さんだったのだ。
 前にも書いたことあるような気がするが、成田さんや池谷仙克さんが数多くの怪獣、宇宙人のデザインを残してくれたおかげで、私たちの世代は「スター・ウォーズ・ショック」に会わずにすんだ。
 あれだけすばらしいデザインの数々に出会ってると、スターウォーズの世界なんてダサイとしか思えないもんね。ジャージャー・ビンクスなんてガンダーのパクリじゃないのか。しかも更にカッコ悪くなってるし。
 いたしかたのないことかもしれないが、ウルトラシリーズが続けば続くほど、独創的な怪獣デザインというものも減ってくる。しかし、それが必ずしもたいていのパターンが考えつくされたということではなく、デザイナーの才能と努力の差によるところも大きいのではないかという気がしてならない。
 ウルトラマンショップのソフビなどを見ても思うが、かつての作品をリメイクした新怪獣のデザインより、旧シリーズの怪獣の方がパッと目立つのである。
 クール星人にしろゴドラ星人にしろペガッサ星人にしろビラ星人にしろチブル星人にしろ、どこをどう捻り出したらあんなデザインを考えつけるものかね。「人が中に入る」ことを前提としない宇宙人も数多くデザインしているのだ、成田さんは。
 70年大阪万博の、太陽の塔内部の「生命の樹」のデザインも成田さんだったのだね。するとあれは、岡本太郎の皮を被った成田亨だったわけか。すげえ組み合わせだね。
 10代、20代の人にとっては、生まれる前のことなんて全て「歴史」でしかないのだろう。けれど、我々昭和30年代生まれにとっては、ウルトラマンも万博はついこの間の出来事だ。なのに、それがはるか昔のことのように言われてしまうことが多いのは、淋しくて仕方がない。
 その当時活躍していた人の死は、もはや過去は元には戻せないという現実を、否応なしに私たちにつきつけてくる。……ウルトラマンコスモスのバルタン星人は、やはり旧ウルトラマンのバルタン星人とは似て非なるものだった。言葉でうまく言い表すことができないのがもどかしいが、新作のバルタンは、結局は中に人が入った「ぬいぐるみ」に過ぎないのである。
 昔のもそうだろう、なんていう声も聞こえてきそうだが、そんなことはない。たとえヒューマノイドタイプの宇宙人であっても、中に人が入っているとは思えない……それが成田さんのデザインのすばらしさだったと思う。
 合掌。


 体調はやや回復してきたものの、半日、仕事していると、どっと疲れが。
 のどアメ舐めても舐めても咳が止まらないのよ、これが。
 実はなあ、もうちょっとしたらシャレにならないくらい忙しくなることがわかってるからなあ、こりゃ、今日は休んでその日に備えないとなあ、ということで有給取る。
 でももうこれ以上は休まないぞ。
 帰宅したらいつものようにしげは寝ている。
 けど今日は迎えのために起きる必要はないから楽じゃないかな。
 私もグデンと夕方まで寝る(そりゃ酒飲んだあとの擬態語だ)。


 シティボーイズのきたろうさんのHP、「PINKY YELLOW」にようやく次回公演の告知が載る。
 今回のタイトルは『パパ・センプリチータ』。
 いつもながらシティボーイズのタイトルセンスってすごくいい。意味不明なとこがだけど(^^)。
 きたろうさんの解説がまた振るってる。
 「パパは意味はないですが、
  センプリチータは意味がありそう。
  調べてみてください。
  調べたらがっかりします。」
 どこで調べるの、これ(^_^;)。

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02月27日(水)
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