ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491684hit]
■サルでもわかる『ハリポタ』/『パワーパフガールズ』2巻(クレイグ・マクラッケン原作)ほか
岡田斗司夫さんのオタク日記に、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』についての批評が書かれているのを読む。
岡田さんがお気に召すほどのものではないよなあ、というより、ハナシのタネ以外にわざわざ見に行ったりはしないんじゃないか、と思って読んでみたら、予想通り、誉めてない。
「定番通り」「わかりやすいだけ」って批評は岡田さんでなくてもできるが、『スタートレック』と対照させて、「SF及びファンタジーの発展の歴史を逆転させた」と切って捨てているのは、岡田さんならでは。
今や、SFの歴史的俯瞰に関しては、岡田さんくらいしか語れる人はいなくなっているのではないか。知識的な権威はいくらでもいるが、歴史の批判的検証については、どの評論家の批評もすっかりヌルくなってしまっているからである。巽孝之さんの文章が物議を呼んだのももうだいぶ前だしなあ。
もちろんそれは、SFやファンタジーの権威を高めようと、「なんでも誉める」池田憲章の戦略でもあった。けれど、現在の眼で見れば、その罪もやはり大きかったのだとは言えまいか。
結果的に、SF、ファンタジーのフォーマット自体が適当かついい加減なものにしか認識されなくなり、オタクどうしの相互の会話がかえって不可能になる弊害が生まれちゃってるんである。
簡単に言えば「『ハリー・ポッター』は果たしてファンタジーか?」という議論自体が成り立たなくなってるんだよね。「別にそんなんどうでもいいじゃん」ってことになっちゃってね。
でもね、批評不在のジャンルに未来はないのよ。
あえて「ハリー・ポッターは本当におもしろいのか?」ってのを読者論の観点からも見直して行くこと、必要になってくんじゃないかと思うけどね。
ヌルい批評に馴れきってる若い人は、岡田さんの批評、的を射ているだけに、その舌鋒の厳しさに反感を抱きそうな気がする。なんたって岡田さん、ハッキリと「『ハリー・ポッター』見ておもしろがるやつはバカ」って言ってんだから。
……すんません、ちょっとおもしろかったっス。
だってハーマイオニーかわいいし(^_^;)。
とりあえず私も日本のSFと海外のSFと日本の幻想小説と海外のファンタジーには弱いので(全部やんか)、少しずつでも読もう。
『ゲド』も『指輪』も、中学高校で読んだはずなのに、中味をスッカラカンに忘れてるし。
アニメ『クレヨンしんちゃん』は、「サボテンの花が見たいゾ」「試験の前は眠れないゾ」の二本。
映画の予告はもう始まってるけど、多分まだ絵コンテ全部上がってないんだろうな。でも作画にはもう入ってるはずである。
こんなムチャクチャなスケジュールで毎年水準以上の作品を作ってんだから、シンエイ動画のスタッフ、すごいよなあ。
「サボテンの花が見たいゾ」。
園長先生ネタは毎回定番の「怖い顔」だけど、原作にあった頬のキズアト、アニメじゃ描かれないよなあ(原作でも最近は描かれてない)。
もうすぐ花の咲くサボテンを見ながらニコニコ顔の園長先生だけれど、カザマくんが自転車にはねられそうになったのを、とっさにサボテンの鉢植えを投げつけて助けるという話。
この投げるシーンの作画がまたスローモーションとコマ落としの組み合わせで凝っててさあ、こういう『しんちゃん』の作画研究、ファンはもっとアピールしてってほしいんだけどなあ。
「試験の前は眠れないゾ」。
極度のあがり性の四郎くんをどうやったら眠らせられるか、野原家があの手この手を考えるって話。これもよくある「眠るための方法」ネタだね。
実際にはどうやっても眠れないって結末はわかってるんで、それをディテールでどう見せるか。
しんちゃんの「レースクイーンを数えよう!」はそりゃかえって眠れなくなるわなあ(^^)。でも「かあちゃんを数えよう!」で四郎くんが吐き気を催しちゃうのはみさえさんに悪いぞ。
うーん、みさえさんは美人じゃないってのがあの世界ではお約束なのかなあ。ムネなしケツでかはわかるが、みさえさん、美人なほうだと思ってたんだが。ならはしみきさんの声も好きだし。
ななこおねいさんが黒髪だったけど、前からそうだったっけ?
[5]続きを読む
02月08日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る