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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ハルオ再び/『ルパン三世 公式magagine』3号(モンキー・パンチ責任編集)ほか
ああ、やっと土曜日。
仕事が半日で終わるってだけで、どうしてこんなに気が楽になるのだろう。
まあ、「明日から休みかあ、仕事が出来なくてツライなあ」なんて感じるのもどうかしてるが。
でも、ウチの職場そんな感じのやつ多いし。
おまえらみんな安藤昌益か(←知ったかぶりギャグ)。
朝、起きてみると、しげが起きてパソコンをしている。
「夕べ寝てないのか?」
「うん、寝つけなくて」
いつものことだが、何かイベントごとがあるとなると、しげは興奮して寝られなくなる。
今日は午後から『ハリー・ポッター』を見に行って、そのあと、夜はエロの冒険者さん宅で『シベリア超特急』の上映会をする予定なので、眠れなかったらしい。
「半日だけでも寝とけよ、カラダ持たんぞ」
と言い置く。
けど、これですんなり寝てくれるならこっちも気を使わずにすむんだが、たいていそうはならない。
私を心配させたり面倒かけさせたり、自分にかまってもらうためなら、私の寿命を縮めてもいいと考えてるバカなしげのことだから、きっと寝ないんだろうなとタメイキをつく。
案の定、仕事が終わって、職場に迎えに来てくれたのはいいのだが、しげは「眠い眠い」を連発している。
「なんだよ、やっぱり寝てなかったんかい」
「うん、なんか寝つけんやった」
「どうすんだよ、映画」
「行くっちゃろ?」
「いや、その予定だったけど……。無理やろ?」
「でも、今日行かなかったら、またいつ行けるかわからんよ?」
「でも、行ったら確実に寝るやろ。今日は上映会もあるんだぞ。カラダが持つわけなかろうが」
「……そうなんよ。上映会の方が絶対体力使うんよ」
「……今日は帰って夜まで寝てよう」
というわけで、『ハリー・ポッター』鑑賞はまたしても延期。
昼間は二人してひたすら寝てこますのであった。
2時に寝て、7時にしげを起こす。
いったん寝入るとへたすりゃ24時間寝つづけるやつだから、たかだか5時間寝たくらいでは、「ふにゃー」とか「みゃんまー」とか意味不明なことを口走るばかりで、いっかな目ざめようとしない。
「おいコラ、今日は上映会だぞ、起きんかい」
「うーん、アンタ一人で行ってきいよ。オレが行っても誰も喜ばんよ」
「バカ言ってないで起きろ!」
しょうがなく、布団を引っぺがして叩き起こす。
こういう、どうでもいいことで手を掛けさせるんじゃないよ、まったく。
車に乗って、一路エロの冒険者さん宅へ向かうが、まだ寝惚けているのか、しげ、やたらと車線を間違う。
もう何度も通った道だというのに、この記憶力のなさはなんなのだ。
「私ってばか?」
と自己批評しているがその通りだ。
自覚してんなら改めてほしいものだが、やっぱりばかだからそれもできないのだろう。
エロさん宅にお集まりの今日のメンツは、しおやさんにZUBATさん。
『シベリア超特急』、前にも書いたが「ダブルマーダーバージョン」「ハンガリーバージョン」「アメリカンバージョン」の三つがある。
だいたい、公開時の諸事情でカットされたとかいうのならまだしも、予め同じ映画で三つもバージョンを作ってるってこと自体、水野晴郎の「ハルオセンス」が光っているとしか言いようがない。
更に言えば、「完全版」もあるみたいなのよ。完全版DVDが出たらそれも買えと言うのかハルオ。しばいたろか、こいつ 凸(-~~- )。
「で、どれ見ます?」
エロさん、即座に「そりゃ、どんでん返しが二つあるやつでしょう」と仰る。
果たしてあれを「どんでん返し」と言っていいものかどうか、正直なところ、判断に困る。
しかし、やはりあの、青天霹靂、傍若無人、茫然自失、驚天動地、粗暴乱雑、吃驚仰天、疲労困憊のラストを見ずして『シベ超』は語れまい。
と言うことで、どんでん返し「アメリカンバージョン」を上映。
上映中はもう、みなさんでツッコミの嵐である。
「え〜っと、今、出て来た女は誰ですか?」
「さっきの○○○○人ですよ」
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01月19日(土)
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