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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■幸せを配る人/映画『アメリ』/『あひるの王子さま』2巻(森永あい)ほか
 今年最後の『コメットさん☆』第39回は、「サンタビトになりたい」の巻。
 打ちきり(多分全46話)が決まったってのに、作画陣が手を抜かずに作ってるのが嬉しいなあ。
 しかし、これだけ「近年稀に見る良質のアニメ」と言われつつも、結局『どれみ』に勝てなかったってのは(直接の裏番組じゃないけど) 、所詮「オトナが子供に見せたがる」アニメであって、子供はさほど魅力を感じなかったってことなのかなあ。

 ゲームギャザの別冊で『OTOMEX』というアニメ雑誌(女の子向けというキャッチフレーズではあるけれども、中身は実質、美少女アニメ専門)が発刊されたが、その第1号、既に『コメットさん☆』を「名作」として特集している。
 なんと12ページを割いて、名場面集、スタッフインタビュー、関連グッズ紹介などなど、既発のアニメ誌がおざなり程度にしか紹介して来なかった『コメットさん☆』の魅力を細部に渡って披露。メテオさんの小特集まであるんだから、これは嬉しい(あ、ちなみにウチのしげは、目を半開きにして悪巧みの微笑を浮かべているときのメテオさんに、顔がソックリです)。
 しかも、前田亜季のインタビューだけで見開き使ってるし。
 でもやっぱり人気がイマイチなのかなあと思えるのは、未だにムックが1冊も出てないってことなんだよねえ。この特集でも、「ムックが出来るかもしれないのでお便り下さい」なんて欄外に書いてあったりするんで、相当内部事情は苦しいのかも。
 ……人気が出てればなあ、スペシャル版で九重祐三子・大場久美子・前田亜季三人揃い踏みの実写版コメットさん復活編が見られるんじゃないかと期待してたんだが。

 「メテオさん恋の行方」編もクライマックス。
 てっきり、イマシュンの心はコメットさんが本命で、メテオさんは哀しい思いをするんじゃないかと思ってたけど、そうはならなかったのでホッとする。
 ムークから、イマシュンに作ってもらった曲が、実はコメットさんのためのものだった、ということを聞かされたメテオさん、いったんは彼とのイブの食事会を、コメットさんにゆずろうとする。けれど、どうしても彼に会いたい思いが募って、遊覧船のレストランに姿を見せる。
 悲しみをたたえた瞳のメテオさんに、イマシュンが言うのだ。
 「コメットさんは憧れの人。今度は君のために曲を作らないと」
 ……ああ、ガキのクセして女殺しなヤツ! オレだってそんなセリフ言ったことないぞ!(言ってたら気色悪いが)
 でもなあ、私がしげに似たようなこと言おうとしても、何を作ってやればいいと言うのか。歌は作れないし(作ったとしても自己陶酔的なものしか作れねーし)、「君のためにエロマンガを描いて贈るよ」じゃバカだし。
 ああ、考えてみたら、恋愛の引き出しが極端に少ない男なんだよなあ、オレって。


 今日はゆっくり日記の更新が出来るかなあと思っていたら、昼過ぎ、いきなり練習に出ていたしげから電話があって、「今日、よしひと姐さまがお泊まりするから部屋片付けといてね」だと。
 何でも舞台用の小道具の作成が間に合いそうにないので、急遽泊まりこみで作ることにしたのだとか。
 ったって、ほとんど床面積の見えないこの部屋をどう片付けろと言うのか。
 ブツクサ言ってても仕方ないので、チビチビと片付けているとあっという間に夕方。


 『サイボーグ009』第11話「幻影の聖夜」。
 部分的に原作の「赤い靴編」のイメージを取ってはいるものの、基本的にはオリジナル。
 初期の原作には各サイボーグキャラクターの人間性を掘り下げた話は少ないから、放浪編にかこつけて、後期の短編からそれらしいエピソードを取り出してきて、先に紹介しようってんだろう。新らしい視聴者にサイボーグキャラに親しんでほしいという措置かな。
 でもまあ、フランソワーズにライバルがいるってのと、「いつまでも踊っていたいという幻想の中にいる」(原作ではフランソワーズではなくライバルの方)というエッセンス的なものしか原作からは取り出してない。

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12月23日(日)
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